webエンジニアはきついのか?【ウェブが好きで楽しめる人には有りな仕事】

こんにちは、たくろー(@Takurooc)です。
少人数のウェブ制作会社で、webエンジニアとして働いた体験談を伺いました。
「プログラミング関係は人気だけど、やっぱり弱肉強食な印象が強いな…」と感じる体験談でした。
個人的なプログラマーの印象ですが、
開発現場は、ちょっと癖がある人は多いけど、悪い人じゃないです。むしろ、ちゃんと勉強して役立とうしてる人には、優しいと思ってます。
Web制作がどちらかというと楽しめたり、好きで勉強できるなら脈ありです。
そうじゃない人は、やめとく事をオススメします。
Web系のお仕事は、技術の進歩や企業のイメージ刷新等で、企業としての将来性は良好だと思います。
だからといって、個人の給料が高く・環境も良いという訳でもありません。
待遇の良い企業も増えてきていると思うので、自分とマッチするか見極めが必要な時代なんじゃないかと思います。
これから、web系の技術者(何でも屋のクリエイター、見た目のデザイナー、フロントサイドのコーダー、バックエンドよりのエンジニア、ディレクター等)としてゴリゴリ関わって行きたい人向けの記事です。
色んな職場があるとおもいますが、人間模様とか雰囲気とか掴めると思います。
未経験からwebエンジニアスタート【始めは苦しかった】
webエンジニアの募集を見て、ハローワークから申し込みました。
- 初めの半年は、専門学校で勉強(交通費しか掛からなくてお得)
- その後は、専門学校の求人からウェブ制作会社へ就職
忙しい時に通いやすいようにと、家から近い会社を選びました。
ハローワークの職業訓練の他、今は無料のITスクールもあります。一長一短なので、条件が合う方を選びました。
少人数のウェブ制作会社
会社では様々な企業のホームページを製作しています。
社長は若くて同じぐらいの年齢で、大学を卒業して直ぐに起業したとのこと。
「年齢も近いから、頑張って一緒にやっていこう!」とそんな話になったのを覚えています。
社長とWebエンジニア2名、事務の女子が1名と新米の私で計5名しかいません。
初めの仕事は、日本語チェック等の単純タスク
最初からデスクが与えられます。最初の仕事は、先輩が書いた文章の間違いがないかのチェックになります。間違いがあれば書き直すんですけど、書き直した表現が似たものばかりで、怒られたりすることがありました。
Webのデザインとかやってみたかったのですが、新米なのでまだ任せられないと単純作業ばかりが回ってきます。
「なにやってるんだろう…」と思いつつも。作業をこなしていきます。
「企業のホームページ制作の仕事は、いつになったら回ってくるんだろう…」とか考えていますが、皆黙々と自分の仕事をやっていて全然仕事がまわってきません。
ふと、
「この仕事って能力が無い思われたら最後、ウェブ制作させてもらえないんじゃないか?…」と思いました。
昼休みは、さっさと食べてまたすぐ仕事です。
「まわりは、人当たりの悪い人ばかりで、何でこんなとこに来たのかと…」
精神的にきつくなりやめようと思いました。
でもまだ入ったばかりで、何もやらせてもらってません。
「まだ諦めるには早すぎる。」
先輩とメシを食べに行くことが、キッカケでウェブ制作に着手
先輩をご飯に誘いました。
一人やたら詳しいけど、変な雰囲気の人がいたので、その人を誘いました。おそらく仕事が出来る人です。
ラーメンを食べにいったと思います。そこで先輩が「やめるー?」って軽く聞いてきました。
この業界は、移り変わりの激しい職らしくて、「やめるなら早い方がいい」と言われます。
私が「やめようと思うんですけど…」と相談すると、
先輩が「せっかくラーメンも食べたしさ、仕事ふろうか?」
と言ってくれました。
Webエンジニアとしての指導された日々
それからは、その先輩に色々と教わりながらやってます。
まずは、他の人のホームページを真似ることからやった方がいいと言われました。
休みの日や仕事の終わった後に、格好いいホームページを真似てました。
先輩が私が作ったホームページを見て、
「がっかりした顔でこちらを向きセンスない」と言います。
私はどういうことか判らなくて、ムスっとしました。
「ちょっと来い」と言われて事務所に連れていかれました。
先輩のホームページを見て、「何が違うのか分かる?」と言われます。
全然、違いが分かりません。
それよりも、何でこんな威張っているのか分からず、ムカついてました。
先輩曰く、「ホームページは綺麗で見やすい物がいいんだけど、書く内容が大事なんだよ。そんな内容のないものを書いて何になるの?」
ふと自分のパソコンを見ると、
確かにデザインは綺麗で見やすくて格好いいけど、読むための文章は余りにも稚拙で、意味のない物が書かれていました。
時事ニュースみたいなもので、普通の人が読んでも意味のわからない専門用語の羅列された文章。
「これからのwebエンジニアは、デザインも大事だけど文章も分かりやすく書いていかないと誰も読んでくれない。」と先輩は熱弁します。
若い頃それで苦労したみたいで、私と重なったから注意したかったみたいです。
あとはここで仕事をしてたけど、仲のいい人がいなくてやっととも友達が来てくれたから嬉しかったとのことです。
Webエンジニアとして奮闘中【楽しんでます】
お客様に誤ったホームページを作ったときには、一緒に謝りに行ってくれたりと、本当に迷惑をかけていますが、「ダメなやつだな…」といいながら嬉しそうです。
最近は、しっかりと内容のあるものを書いたり、良いものを真似たり見やすい物を作るようにしてます。
先輩もやらかすことがあり、飛行機で納品先に謝りに行ったこともあります。
不具合で、ホームページの書き込みの所が書き込めなくなっていました。口コミとか書けなくて、おかしいって話で見たらプログラムが少し消えていたのが原因です。1週間ぐらい現地に滞在して、ひたすら悶々としてました。
この仕事は、本当にウェブだったりプログラムだったりが好きじゃないと出来ない気がします。
とりあえず、今の所は面白いので続ける予定です。
Webエンジニアの将来性とやりがい
Web系の技術者は、デザイナー・ディレクター・フロントエンド/バックエンドのエンジニア等、大手だと職種が分かれていたりもします。
小規模な会社だと、全て実践するのでWebクリエイターと呼ばれたりもします。デザインだけに特化した人もいれば、オールラウンド的な人もいます。
私自身をちゃんと定義すると、なんでも屋部門なのでWebクリエイターでした。
「これからのWeb関係の仕事は、どうなのか?」
- 企業側も数年に一度はイメージを刷新させたり
- 技術の進歩でシステムを更新したり
- より安く・より充実したサービスに移行してみたり
- セキュリティ対策のために、プログラム更新したり
様々な理由で、仕事には困りません。
ただし、先輩だったり周囲の人に、溶け込めるように努力するサバイバル的な人間力は問われます。(個人的な体験による感想)
地方でも都心価格の給料をもらえる可能性
最近は、リモートワークが広がってきていることから、地方でも都心のWeb案件に関わることが可能となっています。
普段、私(たくろー(@Takurooc))自身も都内で、ITのインフラエンジニアしています。
地方で働いている人にどんどん仕事が回っていく様を見ると、
都内の給料が下がっていくんじゃないかと、ドキドキしたりしてます。
逆に、地方の人にとっては、
かなりチャンスなんじゃないかと思います。
「就職の時に、都内でしかまともなITの仕事なさそうだから上京したけど、今ってリモートワークでやっていけるの!?ずるい!」って羨ましくもあります。
フリーランスでも、企業勤めでも、
しっかりと仕事を見極めて、溶け込んで、
今後のWebやIT関係の仕事は、しっかりと経験を詰んでいくと良いことがあると思います。
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