【評判】東京タクシードライバーで自由にまあまあ稼げてる話



タクシードライバーって気楽な職業に見えるけど、どうなんだろう?
実際、食べていける位のお金はもらえるのかな?
1人で働ける仕事って、気が楽そうだし魅力的に見える時もありますよね。
でも、正直良くない印象もある職業でもあります。
・給料は少なくないか?
・嫌な客が多く、ストレスが強くないか?
・拘束時間が長く割に合わないのでは?
今回、タクシードライバーに転身した男性から、実際のお話を伺いました。
タクシードライバーの経験をもとに、疑問に答えます。
都会のタクシードライバーは有り
都会で始めたからかも知れませんが、嫌なことはそれほどありません。
気楽だし、まあまあ良い給料でやっていけてます。
嫌なお客様もいますが、その時だけなので気にしなければ良いだけです。
結果的には、
タクシードライバーに転身して良かったです。
そう感じるに至る体験を書いていきます。
タクシードライバーを目指すきっかけ
大学を卒業後、会社に勤め、部下を持って仕事をするようになったものの良いことばかりではありませんでした。
複雑な人間関係や、終わりのない永遠と続くような仕事に嫌気がさしてました。
・一人で自由できる仕事
・それなりに稼げる仕事
こんな仕事を探すようになりました。
そんな時、タクシードライバーが浮かび上がってきました。
ツイッターでタクシードライバーさんに相談
ツイッターで、タクシードライバーさんを見つけて転職相談すると、色々と相談に乗ってくれました。
便利な世の中です。
話をしている内に、1つ1つ不安が解消されていきました。
実際の働く時間帯や、ぶっちゃけ給料いくらなのかまで教えてもらいました。
そこで聞いた印象を整理していた時には、すでにタクシードライバーへの転身を決めていました。
タクシードライバーになると決めた理由
私がタクシードライバーを選んだ理由は2つあります。
人間関係に疲れていたので、絶対条件でした。
理由その1:一人でやる仕事
しかし、一人でやる仕事というのは専門性が高い仕事や資格が必要なことが多く、未経験で雇ってくれる所はありません。
しかし、タクシードライバーは仕事がシンプルな上、必要なものは普通免許のみです。
未経験でも養成制度を使えば、タダで二種免許(タクシーをやるのに必要な免許)を取らせてくれます。
しかも、一度会社を出てしまえば、会社からもお客さんからも連絡は一切来ません。
休憩も自由です。
所定の勤務時間が過ぎれば終わりで、仕事が残ることもなければ、後に引きずることもない。
私にとっては願ったり叶ったりの仕事のように感じました。
理由その2:それなりに稼げる
どこでタクシードライバーをするかにもよりますが、東京に限って言えば平均年収以上に稼げます。
後述しますが、実際入社1年目で年収500万は普通に稼げました。
もちろん個人差はありますが、真面目に仕事をしていれば400万を割ることはないとおもいます。
東京に関していえば、平均500万位です。
すごい人で800万を超える方もいました。
なぜ、それなりに稼げるかというと「規制」されているからです。
意外と知らない人が多いのですが、タクシーというのはその営業エリア毎にタクシー台数が決まっています。
その保護の基準は、どちらかというとタクシー台数が過多にならないようになっているんです。
つまり、タクシードライバーの収入は法律に守られているといっても過言ではないと思います。
タクシー会社選び
上記2つの理由を条件に、会社選びを始めました。
タクシー大手:好条件だが不自由
まず始めに目に飛び込んできたのは大手です。
東京でいうと大手4社といわれる会社です。
・初年度から年収600万以上可能
・寮費無
・入社祝い金50万円
といった魅力的な文言が求人に並んでいます。
疑い深い私は、なんか裏があるんじゃないかと思い現役タクシードライバーの方々に聞き込みを行うと
・大手はノルマが厳しい
・大手だけに出勤時間や休み希望に柔軟に対応してくれない
といった意見が多数出てきました。
大手ならではのメリットはあるのですが「一人で自由にできる仕事」というポイントは外れてました。
タクシー中小:条件まあまあ自由はある
説明会や面接を何社か受けて、最終的に選んだのは、従業員100人未満の小さな会社です。
都内からも少しはずれ、郊外よりの所にあります。
昔ながらのタクシー会社で、ドライバーがのびのびと自由に働いている雰囲気が感じとれた会社です。
タクシードライバー研修
タクシードライバーになるためには、研修をクリアしないといけません。
会社によりますが、私の経験でお話します。
研修その1:地理試験
地理試験のための専門学校に通学
↓
地理試験受験
↓
合格なら、二種免許取得のために教習所へ
不合格なら、再び専門学校へ
といった流れです。
地理試験は、主要道路や施設の名前を暗記することがメインで、この勉強自体一切役に立ちません。
地理試験はテストと割り切って、暗記に徹した方が良いです。
研修その2:二種免許取得
これは教習所に通うだけなので簡単です。
学科は試験場で受けなければいけませんが、真面目にやっていれば落ちることはありません。
タクシードライバー独り立ち
二種免許を取得した後は、いくつかの社内研修(機器類の使い方、接客指導等)を受けました。
そして、いきなり独り立ちです。
「えっ!もう一人で乗るの?」とおどおどしていると、
「道を間違えたらお金はもらわなくていい」と管理者の方に声かけていただきました。
それを聞いて、思い切って飛び出していきました。
はじめてお乗せしたのは、乗ったところから目的地まで直線1kmもなかったのでした。
そんなことも知らない私は、「ご指定のルートはございますか?」とマニュアル通りに聞いていました。
お客さんから「そんなとこも知らないの?」といった態度をとられることもありましたが、
正直に言えば99%のお客さんは親切に道を教えてくれました。
地理がわからないので不安という方もいますが、絶対大丈夫と断言できます。
まず東京の道を一つも知らない私ができたんですから絶対大丈夫です。
同郷の方をお乗せしたときは「餞別だ」と5000円のチップをもらったり。
「早く道を覚えて楽に仕事をできるようになったらいいね」とジュースをご馳走になりながら、励ましてくださったり。
独り立ちしてから、嫌な思いをしたことはほとんどありません。
嫌な思いをすることもありますが、そこは仕事をして割り切れます。
なぜなら、基本的にもう二度とお乗せすることはないからです。
実際の給料:年収500万
独り立ちしてから6ヵ月の実際の給料です。(総支給)
12月 ¥358,250
1月 ¥378,200
2月 ¥473,500
3月 ¥481,280
4月 ¥420,430
5月 ¥390,980
6ヵ月合計¥2,502,740
年収ベースで500万程度、しかも月の半分は休みでこの収入なので悪くないと思います。
一人で仕事ができて、そこそこ稼げる。
ですが、いいことばかりではありません。
やり始めて分かるタクシードライバーのデメリット
労働集約型かつ免許制の仕事なので、体調不良で休めば給料は実質0円です。
違反や事故などで免許がなくれば、職を失います。
いくら自分が気を付けていても、時として事故は起きるものです。
命を削って稼いでいるとも言えます。
実際に事故などで働けなくなる人もいました。
余談:芸能人のお客様
芸能人を乗せたり、一般人が入れない施設には入れたりします。
これまで何人か芸能人の方にご利用いただきましたが、イメージとは違って物腰低い方だったり、逆に横柄な方もいます。
豪邸の中までお送りし、「こんな世界もあるのか」と感動したこともあります。
飲食店の店員さんが、道路まで出てきてタクシーを止められたときはだいたい有名人のお客さんが多いですね。
タクシードライバーとしては、緊張する瞬間だったりします。
最後に
タクシードライバーは、合う人にはめちゃくちゃ合う、合わない人にはとことん合わない職業だと思います。
プライドが高い人や、コツコツやる仕事が好きではない人は不向きです。
逆に、謙虚でコツコツできて、マイペースに生きたい人には天職になりえる仕事だと思います。
・一人で自由にそこそこ稼ぎたい人
・夢があって食べるための仕事は割り切ってしたい人
こういう人にはピッタリです。
年齢関係なくチャレンジできますし、食うための仕事=ライスワークとしてはすごく良いと感じています。
もし、職業の人間関係に疲れていたら考えてみても