寿司職人になった女性の修行体験談【未経験・バイトでも習える】



寿司が握れるようになれたらカッコイイけど、バイトでも握れるようになるのかな?職人の世界だし、お客さんと対面だとプレッシャーもある。応募したいけどちょっと怖い…
「寿司職人やってみたい」と思ったことある人は、意外と多いんじゃないでしょうか。
最近は、若い人やバイトでも握りを任されるようになり、随分とハードルが下がりました。
そうは言っても、職人の世界なのでちょっと怖い印象があります。
結論からいくと、
バイトでも、軍艦や巻物は任せてもらえたりする。
社員になると、握りも練習すれば任せてもらえる。
寿司職人として勉強してみたいなら、100円寿司じゃないお店を選ぶと良い。
握りポジションは花形です。レベルアップアップすると任してもらえるお店でした。
教育体制がしっかりしているお店だと、握りができるチャンスも出てきます。
回転寿司屋で働いていた女性に、働いてみてどうだったのか体験談としてまとめてもらいました。
寿司職人に興味がある人は読んでみてください。
回転寿司屋での握りバイト体験談


応募した動機
以前勤めていた会社の上司が独立をして回転寿司店を開業したので、誘っていただいたのがキッカケです。
応募したときの不安
寿司職人をやるってことは、お客さんと対面でお寿司を作るポジションになるかもです。
働こうとしている店は、そんなに安くもない回転寿司屋です。
お客さんに見られるポジションに、プレッシャーを感じてました。
シフトの決まり方
シフトは1週間ごとに希望を提出していました。
特に学生はテスト期間等の配慮もあって、働きやすい環境でした。
シフトは2パターンあります。
9時〜15時:開店準備からランチが落ち着くまで
15時~21時:夕食から閉店まで
平日の夜の部がさほど来店数はないので人少なめです。
土日祝は混むので、シフトの希望を出すと100%入れてもらえました。
働いていた店舗
ショッピングモール内の回転寿司屋で、良くある皿の色で値段が異なるタイプのお店でした。
仕事内容
この回転寿司屋では、3つのポジションがあります。
①寿司を作るポジション
社員は握りを担当し、バイトは軍艦、巻物、丼を担当します。
休日は忙しいので、軍艦で一人、巻物と丼で一人という持ち場でした。
お客さんの少ない時、寿司を作ってレーンに流していきます。お客さんが入り始めると、注文されたものや持ち帰り用を作ります。
持ち帰り用は、見た目もキレイにする必要があるため、ちょっと難しいです、
②サイドメニューを作るポジション
厨房でサイドメニューを作るポジションです。茶碗蒸しやだし巻き卵といった寿司以外を作る担当になります。
ちゃんとイチから調理をするので、最初の内は覚えるのに苦労しました。
また、調理以外にも魚の仕込みや食器洗いも担当します。
魚の仕込みは、鮮魚をさばくだけでなく、冷凍商品を解凍するだけのものもあります。
食器洗いは専用の機械で洗うので、厨房内の仕事では一番簡単です。
③ホールポジション
よくあるホール業務です。
- お客さんのご案内
- サイドメニューを席まで運ぶ
- お皿を数える
- 会計をする
- 席を片付ける
大体こんな感じです。
お客さんの動きと、厨房からサイドメニューを見てテキパキ動きます。
働いていた店舗では、ポジションはどれか1つ選んで専念する形でした。
私は勇気を出して、寿司職人ポジションをやらせてもらいました。
寿司職人バイトの初日
当日までに店のメニューを覚えてくるように言われていたので、寿司ネタとそれに当てはまる皿の色を覚えました。
とりあえず自分の担当のメニューだけを覚えていましたが、これが間違いでした。
このお店の注文形式がタッチパネル、注文用紙、もしくは口頭です。
お客さんの客層年齢が高く、タッチパネルを使えない方が多かったので、担当外のメニューの注文を受ける場合もあります。
覚えていないメニューを口頭で注文されるので、とにかく大変でした。
また、別の職人さんがお客さんからもらった注文を口頭で伝えるので、それも聞かないといけません。
聞くことの集中しながら、注文を記憶するのは難しくて、ずっとテンパっていました。
未経験でもお寿司は握れるの?
私の担当していた軍艦は、機械で成形されたシャリ玉を使っていたので楽です。
シャリ玉に海苔を巻いてネタを乗せるだけなので、ちょっと練習すればすぐに作れるようになります。
巻物は入れるネタによってシャリの量が異なるので、シャリの加減をつかむのが難しいです。
また、巻きすを使って巻いていくのですが、切った断面が正方形になるような力加減で巻くのもなかなか難しいです。
ちなみに、100円寿司店は軍艦も巻物も握りですら機械があるので簡単です。
人がネタを乗っけて出来上がりです。
寿司を習いたいなら、100円寿司店じゃない方が良いです。
時給は?
当時は平日950円、土日祝で1000円くらいでした。
繁忙期である年末年始、特に年明け3日間は来客数が多いため、さらにプラスでもらっていました。
どれくらいのシフトでどれくらい稼いだか?
私は、土日祝日の10時から閉店の21時すぎまで一日中働いていました。
時給1000円位の換算で、月に大体8日出勤で7万円近くもらっていました。
働いていた期間
私は私情(妊娠)により、半年で辞めてしまいました。
働き始めて3,4ヶ月程で妊娠が発覚し、つわりで寿司屋独特の酢飯や魚の匂いが辛くて、遠方から通っていたこともあり、早めに退職してしまいました。
もし私情がなければもっと続けていたかなと思います。
まとめ
そこそこ手作業で作る寿司屋で、寿司を作るバイト→客の対面で作る→とても緊張感のいる仕事でした。
口頭で注文を受けるので、耳や頭も使います。
未経験でも練習を重ねれば、ちゃんと寿司は作れます。
ひたすら作ることが大切です。