カート回収のバイトした体験談【夏場は暑くてきつい】

大手スーパーでカート回収のバイトした体験談をうかがいました。
定年後のバイトの候補の1つであるカート回収ですが、
夏場は暑くてきついとのことでした。春・秋・冬は動くので困りません。
それと連続勤務はやはり腰にも負担がかかるので要注意です。
とはいえ、健康的に痩せられたり、平日は落ち着いていたりと良いこともありました。
カート回収のバイトに興味のある方は、読んでみると参考になります。
定年後のバイトにカート回収した体験談
60代の男性です。
カート回収のアルバイトを始めてから、もう7年目になります
始めた当初は、59歳でした。
生活の足しにと仕事をさがしました。
業種、職種は何でも良かったのですが、職場が家から近いことを優先しました。
自転車で10分くらいです。
シニア世代のバイトにカート回収はあり
一言でいえば、カート回収はシニア世代のバイトには健康維持にも一役かって良いバイトです。
大手のスーパー・モールのような大きな建物でのカート回収です。
床面積が広いので、とにかく歩きます。
万歩計で測りましたが、約5時間の作業で3万歩。
ほとんどの人は、勤め始めて1~2ヶ月後には体重が減ります。
具体的な仕事内容
やることは単純です。
お客様が使ったカートを回収します。
お客様はカートゲート(カートの置き場所)に返却していく人だけではありません。
- 出入り口のカートを置いていく人
- 通路に置いていく人
- 柱のカゲに置いていく人
- 駐車場では車と車の間に置いていく人
色んな所にカートが置き去りにされるので回収します。
カートを10台以上つなげて運ぶことがあります。
この時は通称「ひも」(ベルトの先にカートを引っ掛ける鈎状のものが付いています。正式名は知りません)と呼んでいるのですが、この「ひも」を使いカートをつないで運びます。
急に立ち止まったり、通路の真ん中でおしゃべりをするお客様にカートを当てないように注意しながら。
カゴ回収・補充もする
サッカー台(レジの近くにある、買った品を袋に入れる作業をする台)の横に溜まるカゴを回収し、所定の場所に置いてあるカゴの補充もします。
カートとカゴの消毒
コロナ禍において作業が増えました。
カートとカゴの消毒です。
カート、カゴの取っ手の部分をアルコール製剤で拭く作業です。
カートは数百台、カゴは数千個あります。
手間が掛かり面倒な作業です。
消毒済みと未消毒(使用後返却)のカート、カゴを分けて置くようにしてあるのですが、
お客様が使用後戻すときに、未消毒においてしまう時があります。
気がついたら消毒するようにしてはいます。
勤務時間は1日6時間位
拘束時間は6時間、休憩1時間、作業時間5時間の契約です。
労働基準法では労働時間が5時間の場合、休憩時間は取らなくても構わないことになっています。
ちょうど食事時間をはさんでいること、年齢的なこともありますので、休憩時間を取らないと身体が持ちません。
それと連続勤務は2日位までがベストです。
5日間以上になると体がきつくなります。
時給は最低時給と同じ位
時給は最低賃金法より数円高い程度です。レジの人のほうが80円ほど高くなっています。
休日は仕事量が多い
日により、場所により作業量が違います。
土曜・日曜・祭日、ポイントが多く付く日は混みます。
特に駐車場は満車になります。
逆に、平日はすいています。
この差が、こんなにも違うのか、と驚くほどです。
駐車場は上のフロアーと下のフロアーに分かれています。
駐車場も広いので満車になると、それだけ回収カートが増えます。
回収したカートはエレベーターを使って、食品売り場のカートゲートに戻します。
エレベーターで運ぶ時は、カートを一番多く入れられるようにする入れ方があります。
夏は汗だく、春・秋・冬は思ったより快適
売り場のフロアーはいいのですが、夏の駐車場での作業は大変です。
風通しが良くないので、まるで蒸し風呂のようです。
途中で下着の替えを用意するか、汗拭きタオルを持参しています。
駐車場での作業で注意すること
駐車場は薄暗いのですが、ほとんどのお客様はライトをつけません。
右折、左折するときにもウィンカーをあげない人が多くいます。
車の脇を通るので、カートをつないで運んでいるときは特に気を付けています。
カート回収やってみて感じたこと
アルバイト初日、駐車場で危うくカートを車に当てそうになりました。
「あっ、やばい」と一瞬思ったのですが、なんとか回避できました。
半日(2時間くらい)先輩から指導を受けて、後半には一人で作業をしました。
今考えるとザーッと作業の概要を教わっただけでした。
現在新人さんを指導する機会があると、注意事項は具体的に説明します。カートを運ぶ時、駐車場での注意等を、具体的に教えるようにしています。
60歳を過ぎて体力維持に役立つ


60歳を過ぎると正社員での就職は難しくなります。
今までやってきた仕事とは全く関係のない仕事を探すことにもなります。
資格を持っていない、特別なスキルがないシルバーはアルバイトをさがすことになります。
シルバー世代になると身体的に衰えを感じることは仕方のないことです。
体力的に段々衰えていくのに、体力を使う肉体労働の仕事しかありません。
警備員、交通管理員 清掃は高襟者の募集は求人誌にはいつも多く掲載されています。
カート回収も肉体労働です。ものは考えようです。体力が落ちてくるシニアにはある程度の肉体労働はいいのではないかと思います。
ミドル世代もいますが、ほとんどがシルバー世代です。
- 退職して年金を受け取り、自分の小遣いを稼ぐための人
- 私のように生活費に当てている人
- 年金の足しにしている人
共同作業です。
作業する場所は広いので、分担しています。その時の組む相手により負担が多くなる場合があります。
共同作業をする場合、仕事に対する考え方の違いが各自の作業量に影響します。
特に年齢が高くなるとと余計に差が出ます。
リタイヤのシルバーは、現役時代の給料とは大幅に減ることになります。なので、給料が大幅に減ったという実感が大きくなります。
体力的な衰え、年齢的なことも加わって、仕事に対しての義務感が無くなってきます。
アルバイトでも(少ない時給)仕事だからと、キッチリと作業をこなす人もいます。
どんな仕事でもそうですが、組む相手により作業量が違ってきます。同じ考え方同士だと気持ちよく作業ができます。
筋トレと考えると色々メリットがある高齢向けのバイト


カゴの回収・補充では腕の筋肉を使います。
カート回収・補充では、とにかく歩くので足の筋肉を使います。
運動できて、稼ぐことができます。
ジムに行くよりはいいかもしれません。
ただ、カゴ回収、補充をするときは腰に負担がかかりますので要注意。
腰バンド等やれば問題ないと思います。
逆にやっているうちに腰が強くなるかもしれません。
お客様にお礼を言われる時がある
館内を歩き回るので、お客さんから、品物を置いてある場所を聞かれることがあります。
丁寧に教えたりするとお礼を言われることがあります。
カート、カゴの消毒をしていると感謝されることもあります。
こんな時は気持ちのいいものです。