旅館で仲居のバイトが激務だった【睡眠時間の確保が重要】

こんにち、たくろー(@Takurooc)です。
旅館の仲居さんのリゾートバイト体験談伺いました。
やっぱり時給高いとこだと、忙しいすぎたりとか何か理由あります。
でも、きつくたって悪いことばかりでもありません。
その分、時間を忘れて仕事に集中できたりと、向いている人にはもってこいなケースもあったりします。
高時給なリゾートバイトでまとめて稼ぎたい方は、
読んでおくと、
バイト選びがはかどるかと思います。
リゾートバイトに応募した経緯
大学4年生の夏休み。
前々から興味があったリゾートバイトをやるために、リゾバを取り扱っている派遣会社に応募しました。
夏場だったので、全国的に海沿いの仕事が目立ちました。
「日焼けも気になるし、最近の夏は暑すぎる…」
じゃあ避暑地だなと
北陸での仕事を希望しました。
すると、温泉街の旅館を案内いただけました。
「住み込みで生活費や食費がかからず、交通費まで出る。タダで旅行ができるなんて最高。」
その中でも一番時給が高い旅館の仲居の仕事を希望しましたが、
担当の方から
「ここは時給が高い分、ハードだよ」
と言われました。
当時はお金もなかったため、
「稼げるのであれば何でもします!」
と言ってその旅館で決めました。
そのときの待遇ですが、
- 時給1300円
- 期間はお盆を含めた2週間
- 交通費全額支給
- 社員寮の個人部屋で住み込み
- 3食賄い付き
という待遇で、お金を稼ぐにはもってこいの仕事でした。
やって分かったリゾートバイト選びの重要なポイント


やってみて分かったのですが、リゾートバイトするなら2つ気を付けた方が良いことがありました。
①個室でしっかり眠れる環境か?
後になって分かったのですが、個室でちゃんと眠れるかは重要なポイントでした。
共同部屋は、極力選ばないのが吉です。
吉というか、絶対条件かなと思います。
忙しさで疲労が溜まっているのに、眠れないと地獄ですからね。
②眠れる時間が確保できるか?
やっと眠れる時間が夜12時過ぎで、朝は5時から仕事だと完全に睡眠不足です。
このパターンはリゾートバイトだと珍しくないかもしれませんが、
昼の休憩が必ず取れるのかが、意外と重要なポイントだったりします。
なぜなら、夜の睡眠不足を昼で補うことができるからです。
リゾートバイトは大体は2週間以上だと思いますので、睡眠時間が1日8時間確保できるかなども条件に入れた方が良いかと思います。
1日のルーティーンを聞いて出来そうか後は判断すれば失敗も少なくなると思います。
短期の仕事とは言え、アンマッチなバイトをして心に傷を負うと、次の仕事が選びにくくなったりするので、安易に考えるのはよした方が無難です。
仕事内容
仲居の仕事は調理以外の業務全般です。
朝は5時に旅館へ行き、朝食の準備をします。
朝食が終わったら、
- お客様を見送って各部屋の掃除
- 次に使うお客様のための準備
これが終わったら、15時頃まで休憩です。
その後は、お客様を迎えて部屋へ案内し、夕食の準備をします。
夕食が終わったら食器をさげて、次の日の準備をしてその日は終了となります。
夜は24時位までかかる事もありました。
そして、また朝5時からの仕事です。
睡眠は、4時間とかしかとれなかったです。でも、中抜けでその分とりあえせたり、出来なかったりと、いわゆる激務でした。
お客様のお迎え
受付でチェックインを済ませたお客様をお部屋に案内します。
部屋に案内したら、お茶を煎れながら施設の案内をします。
お客様から観光スポットについて聞かれることがありますが、
「すいません。短期のバイトで来たもので…」
と回答すれば、お客様が逆にいろいろ教えてくれました。
旅行前に下調べをしているためか、その観光地のおすすめスポットなどを教えてくれます。
旅行で穏やかになっているのか、お客様は優しい方が多かったです。
一応、失礼にあたることも事もあるので、知ってるスタッフにお願いした方がいい時もありました。
ここら辺は、お客様の雰囲気を読んで話をしていれば問題ありません。
夕食の準備
スタッフ一人につきお客様を5組ほど担当して、各部屋に料理を運んでいきます。
お客様が食べ終わる前に、次の料理を持っていかなければいけないため、料理を運びつつお客様の食べるスピードにも気を配っていました。
夕食の時は旅館全体が慌ただしく、調理場の人も仲居さんも全員ドタバタしていました。
わからないことだらけで質問をしても、忙しいためか冷遇です。
女将さんにきつく言われることが多々ありました。
ですが、落ち着いたタイミングで
「あの時はきつく言ってごめんね。」
とアイスやお菓子の差し入れをくれるので、
「根は優しい人なんだなー」
と思いました。
心の中では、時給下げてもいいから人増やしてくれと思ってましたが口にはしません。
夕食の片付け


食器を下げる時にお客様が料理を残していた時は食べていいと言われていて、それを楽しみにして業務をこなしていました。
飲むだけ飲んで料理にはあまり手をつけていないお客様もいて、高価なお刺身を食べることができました。
また、食器をさげるタイミングでお客様から
心付けと言われる所謂チップみたいなものをもらうことができます。
美味しい料理を食べることができて、チップも貰えるのでどんなに忙しくてもやる気が出てきます。
食器を洗って次の日の準備をして大体24時くらいに寮に戻ることができます。
朝食の準備
朝は5時くらいに出勤して、すぐに朝食の準備に取り掛かります。
完全に睡眠不足です。
中抜けの時間に仮眠してなんとか取り返す感じで、体調をキープしてました。
私が働いていた旅館だと
朝食だけはバイキングを食べるスタイルだったので、各部屋に料理を運ぶ夕食に比べると比較的楽に感じました。
お見送りと掃除
朝食を食べ終えたらチェックアウトの時間になります。
自分が担当したお客様と雑談しつつお見送りします。
夕食の時にお客様とは何回も話すため必然と距離が縮まっていて、
お見送りの際には
「お世話になりました。ありがとう!」
と感謝の言葉をもらうことが多かったです。
お見送りが終わったら、部屋の掃除をして、次のお客様のために部屋の準備をします。
浴衣やアメニティを補充して11時くらいには中抜けができます。
中抜けなしの昼宴会
これがあると地獄モードです。
人増やしてくれと心底感じました。
昼宴会の予約が入ったら中抜けもなくなります。
2週間で3回ほど昼宴会がありましたが、その日は朝5時から24時までの間に1時間だけ休憩があって後は働きっぱなしになります。
睡眠不足と疲労に拍車がかかるため頭がぼーっとする上、他の仲居もイライラが募っているのか理不尽なことで怒られ、
「やってられるか!」
となりましたが、同じくリゾバで来ていた女の人と励まし合って乗り切りました。
リゾバするなら、
睡眠時間がちゃんと取れるかどうかは、確認しとくべきでした。
戦友という名の友達ができる
労働時間が長く、体力を使う業務のためストレスがどんどん溜まっていきます。
リゾバで来ていた女の人も同じ感じだったため、必然的に愚痴を話し合うようになりました。
仕事終わりの夜中に、寮の近くのベンチでビール片手に話をするのが日課となり、毎日その日のことを報告し合っていました。
怒涛の日々を共に駆け抜ける戦友みたいな感じで必然的に距離が近くなり友情が芽生えてきました。
誰もいない夜の観光地を2人でビールやアイス片手に歩いている時は映画のようなワンシーンで
「青春しているなー…」と思いました。
社会人になった今でも定期的に連絡は取り合っているくらい仲良くなることができます。
まとめ
2週間の間休みはなく、1日15時間労働で睡眠時間も短いためとても疲れました。
ですが、忙しい毎日のためあっという間に2週間が終わりました。
学ぶことが多く、エレベーターの乗り方やお茶の入れ方などのマナーに関することや、その土地の観光スポットや豆知識に関しても詳しくなることができます。
仕事終わりには温泉に入ることができ、交通費は支給されるため、最終日は一泊してただで観光することもできました。
お客様や旅館の女将さんに穴場スポットでラストの観光
普通に飲食店や小売店でアルバイトしているだけでは、こんな濃い経験をすることはできないと思います。
今までの人生の中でも5本指に入るくらいの思い出ができました。
あとお金は稼げます。
繁忙期で残業も多く、2週間で20万円以上は稼げました。
大学を卒業した後は、営業の仕事をしていますが、リゾートバイトで旅館で働いていた話は顧客にも評判が良く、話のネタになって助かっています。