【評判】30代女性がリゾートバイトした話【きついので体力必須】



リゾートバイトって、ほとんど大学生だよね。社会人でも馴染めるんだろうか?短期バイトは限られるし、リゾバが魅力的に見えるけど、怖い…
長期休暇の間に、短期のバイトがしたい人もいますよね。
学生さんや派遣社員だとせっかくの長期休暇でも、金欠で仕事が欲しい人もいます。
今回、30代女性でリゾートバイトした体験談を頂きました。
結論から言うと、
・体力がある人向け
・明るい性格の人向け
・潔癖症な人も避けた方が良い
・逃げ場がないので収入には繋がる
社会人がリゾバした印象は、こんな感じでした。
10日間のリゾートバイトの経験をもとに、疑問にお答えします。
リゾバを応募した経緯
私は、32歳独身OL女子です。
普段は派遣社員として、デスクワークしています。
働いていた職場では、夏季休暇が長く10日間程ありました。
当時一人暮らしをしていた部屋が日の光が入らず暗いのもあって、気持ちが落ち込んでいました。
金欠だったこともあり、変化を求めて住み込みで働けるリゾートバイトが良いなと思いました。
働きたいホテルで直接求人を探す
ネットで、「夏休み短期バイト」で検索をして仕事を探していました。
そうすると、登録制のバイトがたくさん出てくるので、リゾートバイト専門の登録制サイトに登録して、仕事を紹介してもらおうと思いました。
普段、派遣社員だとリゾバ紹介してもらえなかった
登録制のバイトの電話面談までしたのですが、最後に労働者派遣法に引っかかるということを知らされました。
そして派遣社員は、登録制バイトができないことを知りました。
直接求人を探すと見つかったリゾバ
そこで、直接雇用をしてもらえる手段を探すことにしました。
探してみると、会員制リゾートホテルでの案件があったので、せっかくならそこで働いてみたいと思いました。
その会員制リゾートホテルの運営会社が直接募集をかけている求人サイトを発見し、応募することにしました。
人気リゾバは早めに応募
リゾートバイトをするなら、海の近くで日の光を浴びながら働きたいと思ったので、会員制ホテルの中でも、海が近くにある離島が良いなぁと思いました。
ただ、やはり海辺のホテルはバイトでも人気です。
応募したのが、7月末で遅すぎでした。
皿洗いしか残ってませんでした。
残っている仕事は、大体きついのが多いので早めに動いた方が良いです。
山奥のホテルであれば、「接客の募集があります」と言われましたが、どうしても妥協できず【離島での皿洗い以外】を希望しました。
それでも中々決まらず悶々としていると、キャンセルが出たとのことで離島のホテルで【デシャップ】の仕事が決まりました。
電話面接が採用が決まる
会社によると思うのですが、面接は受かりやすいと思います。
事情を話すと、なんと電話面談でも大丈夫とのことでした。
履歴書を送り、30分程電話面談をしました。
採用が出た後に、条件や当日の集合についてなどの書類が送られてきました。
デシャップと皿洗いの仕事はきつい
採用された職種は、リゾートホテルの和食料理店のデシャップというポジションでした。
厨房で作られた料理をホールの手前まで運ぶことと、ホールの社員が下げてきた食器を洗い場に運びました。
慣れてくると、お酒を作ることもしました。
デシャップは、想像以上にツライ仕事です。
まず、和食料理はコースになるので、一人につき何回もお皿を出して下げなければいけません。
そして、お皿も無駄に大きくて重いので、腕も疲れるし、ヒールで同じところを行き来するので非常に疲れます。
黒い革靴の着用が条件だったので、しまむらで2000円ほどの安い靴を持参
履いて1時間で靴擦れしました。
履きやすい靴を持参することは必須です。
デシャップとは、ホールとキッチンの間の仕事
接客のマナーを学ぶこともありませんでした。単なる雑用だったので、皿洗いと並んでオススメしない職種です。
中抜けシフトはキツいので要注意
担当したシフトは、朝食と夕食の営業でした。
いわゆる、中抜けシフトってやつです。
勤務時間は、
朝:8時〜11時(3時間)
中抜け休憩:6時間
夜:17時〜22時(5時間)
こんな感じです。
これを6連勤して1日休みです。
そして最後に4連勤というハードなシフトでした。
計11日間の仕事です。
働き始める前は、休みは1日で大丈夫!と思っていたのですが、足も痛いし慣れないこともあり、6連勤は体力的に厳しかったです。
無理があったけど、逃げ出せない環境だったのは、結果的に良かったかもしれません。
中抜けシフトを人生で初めて体験したのですが、夜が遅くて朝が早いです。
昼間は昼寝をして過ごしていました。
観光したり遊んだりしたかったのですが、そんな体力は残らなかったのが正直なところです。
夏期はボロボロの寮にあたる可能性が高いので覚悟
ホテルはバイト専用の寮を用意しているところが多いです。
専用の寮はそこそこ綺麗でしたが、夏季はバイトの人数が多く、部屋が足りないため、普段使われていないようなボロボロの家に住まわされました。
繁忙期はボロボロな汚い部屋で寝泊まりです。
埃まみれで、水回りも汚かったです。
こんなに劣悪な環境に行ったのは初めてでした。
メリット:今になって大学生の友達ができた
体力的に厳しかったのですが、リゾートバイトをして一番良かったことは、大学生の友達ができたことです。
12歳下の女子大生と同室になったのですが、年の差を感じないほどに仲良くなりました。
また、8歳下の男子大生とも仲良くなり、バイトが終わってからも時々3人で会うほどになれたのは良かったです。
みんな1人でリゾートバイトに挑んできて、多少不安はあったと思うのですが、辛い状況を一緒に乗り越えてきたからこそ、強い絆が生まれたのではないかと思います。
休みの日に観光スポットを一緒に回ったり、仕事後の深夜に星空を観に行ったり、学生の青春に混ぜてもらえた気持ちになりました。
バイトが終わった今でも、年に数回は3人で出かけるほど仲良くなりました。
逃げられない環境→金は貯まる
時給1150円で9日間勤務して、85000円ほど稼ぎました。
当時リゾートバイトの中では、時給が高い方です。
さらに3食の美味しい飯がついてきたので、食費と住居代がかからなかったのは大きいです。
無駄遣いせずに、ちゃんとお金が残ってよかったです。
体力があって明るい性格の人にオススメ
30代で気にしないといけないのは、
まず体力です。
若手の体力が標準なので、多少運動してるとか、そういうのがないと多分無理です。
後は、どの年代の人でもコミュニケーションがとれる人だと重宝されます。
想像通り、リゾートバイトに来る人は、大学生か専門学生がほとんどでした。
私も社会人になってからは、大学生と接点がなかったのですが、制服を着てしまうと年齢ってあまり分からないんだなぁと思いました。
なので、あとは自分の気持ち次第な所も大きいです。
20代前半に戻った気持ちで、大学生達に溶け込むことができたので、楽しく過ごすことができました。
私の人生の中でも、
一二を争う楽しい時間だった
と思います。