水商売を辞めた後、不動産営業マンに転職した話

こんにちは、たくろー(@Takurooc)です。
20代前半の女子が水商売を辞めた後、昼の不動産営業マンの仕事した体験談を伺いました。
辞めた理由はかんたんで、「昼夜逆転の生活で体調を崩すことが多くなったから。」とのこと。
その後は、不動産営業マンとして昼の仕事に転職しました。
転職して感じたことをまとめると、
- 夜の仕事の経験値は役立った
- 外での営業なので地味に辛い
- 予想以上に稼げた
- その後の転職にも有利になった
とにかくしがみついていけば、案外やっていけます。
一旦経験を積めば、転職の時に好条件になるなどメリットは結構ありました。
昼の仕事へ転向しようと思っても中々踏み切れない人は、勇気がでると思います。
夜の仕事から、不動産営業マンになった話
夜の仕事を辞めた理由
毎日お酒を飲む生活、昼夜逆転の不規則な生活から体調を崩すことが多くなりました。
長く続けられる仕事ではないなと感じていたので、22歳から25歳までの3年間続けた嬢を辞めてお昼の仕事をする決心をしました。
好条件・初心者歓迎で探したら不動産営業
辞めるのは簡単でも、その後どうするのか困りました。
「簡単には昼の仕事につけないんじゃないか?」
と思ってましたが、
仕事は意外にもすぐに見つかりました。
女性専用の転職サイトを使って、給料が高く初心者歓迎の会社を条件に探しました。
それでヒットしたのが、不動産の営業でした。
面接はあっさり合格
求人サイトに「過去の経歴は一切問いません」と記載があったので、水商売の仕事をしていたことを素直に話しました。
夜の仕事における成果(毎月の売上・年間の売り上げ等の具体的な数字の話)をしたのが好印象に繋がったようで、1週間後に入社が確定しました。
夜の仕事をしていた事がネックになるかといえば、昼の生活に慣れられるのかを気にされる会社さんが多いように思いました。夜の生活を辞めた後、昼の生活が定着できていることもアピールすると、なお良しでした。
水商売で鍛えた能力を活かして、人間関係を良好にした
在籍人数20名ほどの小規模な会社だったので、アットホームな雰囲気で暖かく迎えいれてくださいました。
ただ、中には夜の仕事をしていた私を嫌う人もいました。
敬遠されがちな業界なので、予想はしていましたが、嫌な気持ちになりましたね。
「絶対この人には負けない。結果で黙らせるぞ。」と心に誓いました。
それと、偉い人(社長・御局様)と仲良くなるようにしました。
水商売で鍛えた能力を活かし、人間関係が良くなるように工夫しました。
これをしているかしていないかで、仕事のやりやすさが大きく変わってきます。
社長や御局様を味方に付けることによって、嫌味を言ってきた女性社員は何も言ってこなくなりました。
男性社員ばっかり味方に付けると「やっぱり夜の仕事の人ははあーだこーだ」と言われるので女性を多く味方に付けることがポイントです。
街中での営業がメイン
実際に、私がした仕事は分かりやすく言うと「ナンパ」です。
人通りの多い駅前などに立ち、男女問わずに声をかけていきます。
立ち止まった方に「不動産についてのアンケート調査」をして、最終的には電話番号の交換をします。
そして、電話番号の交換後、「アポ電→商談→物件内覧→契約」といった流れになり、ゼロからイチをつくる「源泉営業」というものでした。
大手はCM・モデルハウス、ベンチャーは街中営業
反響営業は、モデルルームの来場者に営業するパターンがほとんどです。
CMや広告をバンバン打ち出している大手不動産は、反響営業という営業スタイルになります。
私が行っていた源泉営業は、「飛び込み営業・電話営業・キャッチ営業」が主な営業スタイルになります。
なんだか怪しいと思われるかもしれんが、源泉営業で活動している会社は何社もあります。時代遅れのように感じますが、一定の結果は期待できます。CMや広告費にお金を使わないので、インセンティブが大きいのも特徴のひとつです。反響営業と比べて10倍近くのインセンティブがもらえました。
街中での営業で辛かったこと
電話番号をゲットするために、1日に200人から300人くらいに声を掛けます。
雨の日も風の日も雪の日も外に立ち続けます。また、みんなが皆良い人とは限らないので、クレームを言われることもありました。
入社して1週間も経たずに辞める同僚もかなり多かったので、体力的にも精神的もキツイ仕事ということが分かります。
街中での営業を続けるモチベーションは「給料」
「歩合制のインセンティブ」が続けていくモチベーションです。
契約1本上がれば、大きなインセンティブが入ってくるので、毎日それをモチベーションに頑張っていました。
「インセンティブが入ってきたらエステ行きたいな。」
「美味しいご飯食べに行きたいな。」
「旅行に行きたいな。」
辛い時こそ、楽しくて良いイメージを膨らませるようにしていました。
もともと、夜の仕事でも売れっ子じゃなかったので、営業が上手くいかない辛さは分かっていました。昼の営業の方が、結果的に楽だったように思います。
街中で声掛けするので、身体的にハードワークですが。
メンタル的には、夜の仕事よりは気が楽でした。
初年度で600万稼げた
初年度の給料は、606万円でした。
内訳は、固定給28万×12ヶ月、契約本数9本×30万です。
2ヶ月に一度、固定給の見直しもあり固定給も上がっていきました。
好成績の子は固定給アップ。
不成績の子はダウンです。
一番給料が低い子だと手取りで14万円の子がいました。頑張ったら頑張った分だけ給料が上がる、完全実力主義の会社でした。
結論、辛いこともあるが結構稼げます(そこそこ健康的に)


昼職に転職して、やってよかったです。
辛いこともありましたが、想像していたよりも稼げました。
昼職を一社経験したことによって、次の転職が有利になったのもすごく良かったです。
「売上が全て」の世界で生きてきた私にとって、完全実力主義の営業会社はとても馴染みやすい環境でした。
夜の仕事で、歩合制メインで仕事している人にとっては不動産営業は案外と相性の良い仕事だったなと感じています。
売れっ子じゃなくても昼の仕事で活躍できたりします
個人的な意見ですが同伴したり、お店にお客様を呼ぶ方がよっぽど大変だったなと感じています。
売れっ子じゃなかった私が、売れっ子営業マンとして認められたので、皆さんはもっと絶大なる力を秘めていると思います!夜のお仕事で困っている方は、1つの選択肢として考えてみてはいかがでしょうか。