不動産業界のインターンシップ体験記【内容よりもリアルな声が重要】

こんにちは、最近は散歩しながら記事書いてます。たくろー(@Takurooc)です。
就活している男子学生さんより、不動産志望で4社にインターンした体験談をお寄せいただきました。
インターンの感想としては、
・インターンの内容がどんなだったかよりも、実際に働く人の声を聞けたのが重要でした。
おかげで、会社選びもしやすくなり、面接でも志望動機や強みを素直に伝えられるようになりました。
思いの外、メリット満載です。
なんとなく、不動産の仕事に興味あるけど、どんな会社が自分にマッチするのか分からず困っている人には役立つ情報と思います。
一言で不動産といっても、建てる・売る・メンテナンスするなど会社も職種も多彩なので会社選びに迷うのは当然かもしれません。
本記事で、4つの不動産会社にインターンした体験してみて分かったこと、感じたことをまとめました。
結論からお話しすると、
「漠然と不動産業界に興味があるなら、インターンシップすると自己発見があって選びやすくなるよ」というお話です。
1dayからの短期インターンシップもあり、体験しながらだと知りたかったことなど自然に質問できたりと、収穫が得やすい状況でした。
自分の向き不向きを確かめる上でも、インターンはもはや必須じゃないかと思います。
向いてない会社入って苦しむのも嫌ですしね。
実際にインターンシップで実践した内容をまとめておきます。
不動産業界とは
不動産業界とは、大きく3分野に分かれています。「開発」、「流通」、「管理」の3分野です。
開発は、土地を取得したり、物件を建てる企画・作業を行います。
流通は、物件を紹介したり販売を行ないます。
管理は、入居者の募集、物件のメンテナンス等を行います。
私の場合、なんとなく不動産面白そうだなと思っていた程度でしたので、
まんべんなくインターンの体験をしてみることにしました。
そして実際にインターンシップした会社様は4社となりました。
①不動産デベロッパー会社の1dayインターンの内容
個人的に、「不動産と言ったら、建築でしょ」ってことで、
まずは、デベロッパー会社さんへのインターンシップへの参加を決めました。
主に、土地の取得を行い、物件を建てる企画を行っている企業様です。
1dayの短期インターンシップでしたが、街で見かける測量士さんの体験ができるということで興味を惹かれ参加しました。
・測量体験を通して、実際の仕事を教えてもらう。
⇒思ったより地味な仕事が多い、まあそんなもんだよね。
実際に、企業の方と街に繰り出し測量を行いました。
正直、専門的なことは分かりにくかったですが、測量のやり方、衛星を利用して測量することでより正確な数値を測ることができる話等。
体験しながら、貴重なお話を頂くこともできました。
実際にやってみると
- 思っていたよりも楽しかったり
- 体力的にきつかったり
自分の向き不向きも少し見えてきた感じがしました。
それと自然に質問できたりもしました。
「デベロッパー会社さんでは、どんな仕事をしている人がいるのか?」
「やりがいはどうか?」等
「大学で専攻している内容が、建築関係でなかったらこんなコースもあるよ」等
カジュアルにお話できる機会があったのも良くて、インターンシップ来て良かったと心底感じました。
②京都の老舗不動産会社の1dayインターン の内容
次は、「不動産と言えば、新築・マンションの販売でしょ」ってことで販売会社様のインターンシップに参加しました。
主に、新築住宅・マンションを販売している企業様です。
こちらも1dayの短期インターンでしたが、「ボードゲームで、仕事体験をしてみよう!」という、インターンシップの紹介文に惹かれ参加しました。
・仕事体験ボードゲームを通して、実務のイメージアップ
⇒販売で起きる、普段の実務やハプニングなど仮想体験
学生同士で、4,5人のグループを作り、ボードゲームを楽しみました。
簡単に説明すると、サイコロを振り、駒を進め、実際の仕事の流れを体験していくというものでした。
初めに、物件を建てる土地を探し購入し、ハウスメーカー・工務店の方に、物件を建ててもらい、営業を行い、物件を購入してくださるお客様を探すという流れでした。
マスの中には、「入居者が見つからない!」など、ハプニングマスなどもあり単調にならず楽しく仕事の流れを学ぶことができました。
淡々と仕事内容を説明されるわけではなく、シーンに応じて教育役の方から実際に業務であった話の断片などを聞くことができます。
仕事をイメージすることができるのが良かったです。
ただ、ゲームはゲームなのでゲームを契機として話を聞けるというスタイルでした。
こういった短期のインターンから初めてみると、もう少し踏み込んだ内容のインターンにも興味が沸いてきました。
私自身、尻すごみしてしまうタイプだったので、短期インターンからはじめて良かったなと思いました。
もう少し踏み込んだインターンへの参加を希望するキッカケにもなりました。
③不動産仲介会社の1weekインターンの内容
「不動産営業と言ったら全国仕事があるし、一回はやってみないとね。」
ということで、気合を入れて1weekのインターンに参加しました。
主に、中古物件の買取・販売を行っている企業様です。
実際に
- 販売している物件を見に行き
- 営業の方に同行し、実際の営業を見ることができる
ということで、現場のことを深く知れると思い参加しました。
・1週間の営業同行
⇒不動産の状態を確認、お客様との商談などリアル体験
インターンシップの期間が1weekということで、前半の2日間は、実際に販売している物件を見に行きました。
なかなか、誰も住んでいない住宅に入ることはないので珍しい体験ができました。
中古物件ということで、排水管の状態や建物の劣化具合など、素人目には判断できない専門的なものも教えていただき勉強になりました。
後半の3日間は、実際の営業に同行させてもらいました。
お客様が物件の購入を決める場面など、貴重な体験をさせてもらいました。
お客様とのヒアリングのコツや、営業トークなどを学ぶことができました。
本当の現場の仕事を見て学びたいという学生には、この現場体験・営業同行インターンシップはとてもおすすめです。
④街の不動産管理会社の1dayインターン の内容
「一番身近な不動産の職業」と言えば街の不動産管理会社だよね。
これも一回はやっとくか。ということで参加しました。
主に、オーナー様の代わりに、マンション・アパートの入居者を探したり、メンテナンス等管理を行う企業様です。
普段、接することない、マンション・アパートのオーナー様とお話しする機会があるということで興味を惹かれ参加しました。
・マンション・アパートのオーナー様と対談
⇒オーナー様目線での不動産を理解する貴重な体験だった。
不動産管理会社の方、オーナー様、学生数人という形で対談を行いました。
「何故、この不動産管理会社にお願いしているのか」
「オーナーをしていて大変だったこと」
「×××の土地柄はアパート運営に向かない」など、
少し込み入ったお話しも聞くことができ面白かったです。
私自身、不動産管理会社のインターンシップには数社いきましたが、実際のオーナー様と
お話しさせていただく機会は、この1社しかなかったです。
是非、「オーナー様とお話ができる!」などの紹介文があるインターンシップがあれば貴重なお話を伺うことができるので参加してみて損はないと思います。
不動産インターンシップに参加してみた効果
不動産業界の仕事は幅広く、一度のインターンシップでは理解できない専門的なことも、沢山ありました。
回を重ねるごとに、自分の興味の方向にも変化が出てきて、就活で選びやすくなりました。
不動産のインターンを通して以下の効果があったように感じます。
・志望動機がシンプルに説得力がある感じになった ・面接では、なぜ自分が合っているか体験を通して話するのでブレない
少しでも不動産業界に興味がある学生さんは、インターンへの参加からはじめるといい結果に繋がりやすいかな。と思います。