メガネ屋の仕事は全然楽じゃなかった話【むしろ職人気質な人向け】

こんにちはたくろーー(@Takurooc)です。
メガネ屋さんの雰囲気に惹かれて、メガネ屋に就職した話をお伺いしました。
実際にやってみた印象としては、
就職前:
・落ち着いたオシャレな雰囲気があり、お客様と楽しく話をしながら仕事している印象があり、楽な仕事かな。
やってみた感想:
・オシャレで落ち着いた雰囲気で働けるという眼鏡屋のイメージは間違っていない。
・でも、実はいろいろと知識が必要でホスピタリティが求められる仕事でした。
専門的な知識が求められる仕事だけに、結構な努力が求められます。
奥が深い仕事なので、突き詰めていく探求が面白いと感じられる人には向いていると思います。
逆に、メガネに興味がなく、楽な仕事を求めている人は職場からも毛嫌いされる可能性があるので注意です。
眼鏡屋歴1年の経験をもとに、実は奥が深い眼鏡屋の疑問にお答えします。
メガネ屋の仕事内容は職人芸
メガネ屋に就職して感じたことは、3つあります。
- ①深い専門的な知識が必要な仕事
- ②接客もするので、コミュニケーション力を求められる
- ③奥が深いので、突き詰めていくと面白い
最初は、「メガネ屋で働くって、オシャレじゃない?」と思っていました。
しかし、働いていくにつれ、かなり専門的なことを求められる、
いわば職人のような仕事だと思うようになりました。
職場の雰囲気はかなり良好なので、面倒見の良いスタッフもたくさんいます。
しかし、職人気質な人が意外と多いので、お客さま対応や眼鏡の調整等はビシバシ鍛えられます。
頑張って、勉強していけさえすればスタッフと居心地の良い職場となります。
始めは緊張しながらドキドキ仕事をしていましたが、周りのスタッフが優しくフォローしてくれるので、今ではのびのび働いています。
逆に、実は職人気質な人が多い職場で、勉強も真面目に出来ていなかったら今頃は辞めていたかなとも感じています。
実際に、そう感じた経緯など実体験を書き残しておきます。
メガネ屋を選んだ理由
もともとは別の接客関係の仕事をしていましたが、あまりにも過酷すぎて逃げるように転職したからです。
メガネ屋を選んだ理由は、なんとなくこの仕事が面白そうだと感じたからでした。
眼鏡屋で仕事できるって、オシャレそうだと感じたのと、接客は好きだったので、気がつけば応募していて働いて1年が経っていました。
そのメガネ屋さんの印象は人間模様も良く、普通に働けそうな安心感があったのも大きかったと思います。
メガネ屋の具体的な仕事内容
メガネ屋での仕事内容は、主に4つあります。
- お客様への接客
- 視力の測定
- 眼鏡の加工
- かけ具合の調整です。
来客されたお客様に、どんな眼鏡が似合うのか考えるのは当たり前ですが、
お客様の目に合わせだ度数を測り、しっかりと使っていただくために掛け具合の調整も行います。
つまり、お客様に似合いそうなメガネを思いつくまま提案している訳ではありません。
技術が必要になってきます。
お客様のニーズを伺うのはもちろん、
「どんな色や型が似合うのか?」
「目の状態、掛け心地の把握」など
かなり頭を使う仕事です。
①仕事はじめの様子
仕事を始めたての頃は、接客がメインになります。
「お客様にどんなフレームが似合うのか?」
「どんな型の眼鏡が似合うのか?」
を接客の中でヒアリングしてご提案していきます。
少しずつ慣れてくると、
お客様が持ち込んできた眼鏡のクリーニングや調整、視力の測定、眼鏡の加工など覚えることが増えていきます。
覚えることはいっぱいありますが、知識がまだ増えるとお客様へできることが増えていくので、仕事の幅が広がります。
②お客様一人ひとりにあわせた提案が【地味に大変】
眼鏡屋で働いて大変なことは、
お客様一人ひとりのニーズに合わせたご提案
をしなければいけないことです。
当たり前の事なんですが、とっても大変です。
その当たり前を当たり前にこなすってことが、つまりはプロだってことなんでしょうけど。
来客するお客様一人ひとりに、全集中の呼吸で挑むのは中々できる芸当ではありません。
- ①お客様を見て似合うフレーム・色を考える。
- ②お客様は、眼鏡でどんな印象を作りたいのか?を理解する。
- ③眼の状態や視力、眼鏡で遠くを見たいのか?近くを見たいのか?
- ④メガネは日常のどんな時に使うのか?
- ⑤総合して、ご提案する眼鏡のかけ心地はフィットするのか?
こんな感じで、上手にヒアリングしながら、一生懸命考えないといけません。
ここまでくると、
「メガネ屋って楽な仕事じゃないな…」って気付いてもらえたかなと
思います。
みんながみんな同じ眼の状態だったり、顔の型を持っているわけではないので、その人に合った眼鏡をご提案しなければいけません。
「だから、そんなの当たり前だって…」
【要注意】メガネ選びは、お客様との対話の中でだけ進められる
接客をする時は、お客様の様子をきちんと目で見て、対話を通してニーズを察知するのが基本となります。
お客様にマッチする提案を構築していかないといけません。
ちょっと疲れてて、
「明らかにこっちの方が似合ってるでしょ?」とか勝手に決めてしまい、対話を通して進めることを疎かにすると、信頼はしてもらえません。
頭と身体も、大忙しっていうこともしばしばあります。
でも、お客様から「見え方が最高」や「掛け具合がバッチリ」などのお褒めをいただけると嬉しくなります。
これが、つまりはこの仕事のやりがいってものかなと思います。
③努力が認められる良い職場【個人的見解】
メガネ自体の知識も奥が深く、職人気質な雰囲気な人も多い仕事場です。
ゆえに、下手な接客や努力が足りないスタッフには厳しくなる人も多いのが現実です。
「個人的には、前の仕事の酷さに比べれば、努力が認められるし、人間関係もとっても良好な職場です。」
職人気質な厳しい人がいる理由がちゃんとあります。
お客様の視界を確保する器具でもあるので、きちんと見える眼鏡じゃないと、使うときに違和感を感じたり、人によっては頭痛を感じたりします。
人が装着して使う物だから安心して使えるものでなければいけません。
それゆえ、目に関することは厳しく指導されます。
しかし、努力をすればするほど知識が増え、お客様へ出来ることが増えていきます。
そういう努力を見てくれる人が多いのも、メガネ屋の仕事の特徴かなと思います。
まとめ
メガネ屋の仕事は、オシャレな雰囲気とは異なり、高度な専門知識を求められます。
最初から、全部ができなくてもいいのですが、
努力して学べないと厳しい職場です。
接客が好きだったりとか、メガネに興味があるとか、何か接点がないと、この仕事は向かないことを日々感じています。
しかし、眼の医学的知識や色彩など高度な知識を求められますが、知れば知るほど奥が深くのめり込めるような面白さがある仕事です。
そして、何度も言うようにかなりオシャレでもあるので、ファッションが好きな人にもオススメな仕事だと思います。