マッサージ師は大変だけど向いてる人もいる【記憶力・感覚・体力次第】

「仕事を覚えるまでに苦労された女性のマッサージ師さんの体験談」をうかがいました。
マッサージを受けるのは気持ちいいですが、実際にお仕事でやる人は大変そうですよね。
マッサージ師をしてみて感じたこと
- 研修では、「体の骨や筋肉」「ツボの名前」など覚えていた。
- 手の感覚や、力の強弱を習得することが大変。
- お客様の希望にうまく沿えず悔しい思いもした。
やはり、喜んでもらえた時は本当に嬉しい。
やめてからも身近な人にマッサージしてあげられる。
素敵な面がたくさんあるお仕事です。
マッサージ師に向いてる人を一言でいえば、
記憶力、手の感覚、体力に自信がある人で、誰かに喜んでもらえるとにやりがいを感じる方におすすめです。
マッサージ師になって分かったこと【向き不向きがある】
小さい頃から父のマッサージをしていました。
それが高じて、「いつかマッサージ師になってみたい」と思うようになりました。
マッサージ師の種類
まず、私が携わっていたセラピスト(施術師)とは何かということからお話しします。
この職種の言い方ですが
セラピスト、施術師、マッサージ師
すべて同じ意味です。
お店によって言い方は違います。
私が勤めていたお店はセラピストでした。
モール内やスーパー銭湯にあるような「もみほぐし屋さんのスタッフ」です。
お客様が選択したコースやお疲れの場所に応じて施術をしていきます。
お店によってはアロマオイルを使って施術を受けるコースもあります。
長時間のコースがあるお店が多いため、意外と体力勝負なお仕事です。
資格はいらないが研修はきつかった
整体師などとは違い資格は必要ありませんが、研修はあります。
期間はお店により違いますが、私が勤めていたお店は2週間、毎日研修でかなり過酷でした。
体力的にもメンタル的にも正直とてもきつかったです。
マッサージするのが好きなだけで、体力がなかったのでかなり疲弊しました。体力勝負な仕事に向いてなかったかもと後悔したりもしてました。
給料は「お店によって結構違う」
給料は
- 他のアルバイトとそこまで変わらない完全時給制のお店
- 完全歩合制のお店
- 時給制+α歩合制のお店
と様々です。
お店によって指名制度があったりしますが、指名料が自分に歩合として入るか入らないか等もお店によって違います。
マッサージの仕事は「お店の色」が他の職業よりも色濃く出る職業かもしれません。自分にあった制度の店舗などを選ぶことも、長期的には必要でした。
慣れるまでに苦労したこと3つ
特に苦労したこと3つ
- 「骨」「筋肉」「ツボ」の名前と場所を覚える
- 施術時の「手の感覚」を覚える
- もみほぐす圧の強弱の調節
まず、「骨」「筋肉」「ツボ」の名前と場所を覚えないと始まりません。研修の時にテストで何度も出たのですが、覚えが悪くてとても苦労しました。
施術の手の感覚も、習得するまで2か月はかかりました。
感覚を覚えないと正しいツボの位置を押すことができず、間違えた場所を押せば逆効果になることもあります。
この手の感覚は重要です。
さらに、場所や名前や感覚だけではなく、お客様のご希望に沿う必要があります。
もみほぐす際の圧の強弱の調節もしなければなりませんでした。
弱く調節するのは比較的容易でした。
でも、圧を強くすることは力と体重が必要で、体重もあまりなかった私はいつも苦戦しました。
それが故に、お客様に「ほかの人に代わって」とお客様に言わせてしまったことが何度かありました。その都度、とてももどかしく悔しい気持ちでいっぱいでした。
慣れてからは楽しく・やりがいを感じながら仕事できている
はじめの頃に苦労した話ばかり書きましたが、向いている人は苦労も少なく住んだりもします。
私のように体力がなくても、続けられるようになったりもするので悲観しすぎる程でもありません。就職する前に、鍛えておいた方が良かったかもなという気はしています。
マッサージ師になって良かったこと4つ
マッサージ師になってよかったことまとめました。
「マッサージを受けられる」
実際この仕事に挑戦してみて良かったことは、研修の際、練習台になることが多く沢山マッサージを受けられること。
研修中、練習台になって沢山マッサージを受けている時間が研修の中での楽しみだったりもしました。
その日1日の研修の疲れも取れるので、その都度うれしかった思い出があります。
お客様に「体が軽くなった」と喜んで頂けることが多い
お客様に自分が施した施術によって喜んで頂けたときは私自身も本当にうれしく、モチベーションにつながることも多かったです。
別の日にお客様が私を指名してご来店してくださったときはさらにうれしかったです。
会話術が学べる
施術中のお客様との会話の仕方を研修中に学びました。
ほかの仕事でもその会話術が使えます。
辞めた後も接客をする時に、それが生かせてとても自信になりました。
大切な人にマッサージしてあげられる
何より良かったことは、このお仕事を辞めてからも、家族や恋人、友人などにマッサージしてあげられることでした。
自分の大切な人に喜んでもらえることが、今でも本当にこの仕事を経験してよかったなと思える瞬間です。
マッサージ師に向いてる人の特徴


私自身、体力がなくて、物覚えも悪く苦労したタイプです。
やってみて分かった、「マッサージ師に向いている人の特徴」をまとめました。
記憶力、感覚、体力に自信がある人
セラピスト(施術師)は、記憶力、感覚が重要で、思いのほか体力勝負なところもあり大変な仕事です。
- 記憶力:骨や筋肉など、初期で覚えることが多い
- 感覚:ツボの位置などの感覚を覚える
- 体力:圧の強弱など安定してマッサージするための体力
向き不向きはやはりありますが、根気強く克服していけば問題ありません。
人に喜んでほしい気持ちがある人
「自分も誰かの役に立ちたい」「他人を喜ばせる仕事に就きたい」と思っている方は是非挑戦してみてもらいたいです。
「接客業は興味あるけれど、最初から顔を合わせてがっつり接客するのは怖いかも」という方でも大丈夫です。
施術しながらの会話なので、長時間顔を合わせることもありません。
仕事を覚えるまでとても大変ですが、慣れてくるととてもやりがいのあるお仕事だと思います。
人に喜んでもらえる仕事をしたいと思う方へ参考になればと思います。