女子の憧れ「巫女さん」の仕事に就いてみました【体験談】



巫女さんの仕事って初めて見たときから、ずっと気になってたんだよね。私でもできるのかな?
巫女さんは、清楚な感じで着物がとれもキレイですよね。
神社の雰囲気もあって、古風で佇まいがとても魅力的です。
- 巫女になるにはどうしたら良いのか?
- 巫女の就職活動って何をどうすれば良いの?
- お守り売る以外はどんな仕事してるの?
- 給料
- 巫女さんのやりがいとはズバリ
実際に、高卒女子が京都の神社に巫女として就職したお話です。
経験をもとに、このような疑問に答えます。
巫女になるために神社への就職を考えている人は、読んでおいて損はありません。
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巫女として神社へ就職した話
巫女になろうと思ったキッカケ
アニメの影響もあって巫女に憧れて、高卒で京都のとある神社に就職しました。
志望動機の本音は、「巫女に憧れているから」です。
それをそのまま志望動機にはできないので、
「神社における伝統的な仕事に興味があり、巫女という品格が求められる仕事でも、落ち着いて仕事ができると考えました。」とそれっぽい志望動機に置き換えていました。
巫女は巫女でも、正社員の巫女です。
友達には「巫女さんってアルバイトだけじゃないんだ!」ってびっくりされました。
巫女になるには、求人が出ていなくても神社に連絡あるのみ
巫女さんはバイトがほとんどですが、社員登用もあります。
高校卒業の時に、巫女を志望しました。
神社に就職した生徒の前例がなかったため先生に驚かれたのを覚えています。
もちろん、そんな求人も来てませんでした。
そこで、京都市内にある神社を調べあげ、片っ端から連絡をする所からスタートしました。
実際にはほとんどがコネ採用みたいですが、面接してくれる神社もあります。
もし、正社員の巫女を目指すなら神社に連絡しまくるといいです。
そして無事採用になり、次の年の春から晴れて巫女さんになりました。
ちょっと体験してみたいだけなら、アルバイトもありますのでそちらをお勧めします。
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仕事内容は、事務系OL+αなイメージ
神社の正社員としての巫女さんの仕事は、事務系OLの仕事も含まれています。
掃除して、お守り売って、踊っているだけではありません。
- 電話応対
- 来客の案内
- お茶出し
- 掃除
- 備品管理
- 書類のコピー等
主な業務はこんな感じで、事務系OLと同じです。
これがベースで、これに巫女さんらしい仕事が増えるイメージです。
大きくは、平日・土日祝日・年末年始で異なります。
仕事の流れ(平日)
まずは朝出社すると、
①神前で「祝詞」を挙げる
「かけまくもかしこき~」てやつです。
仏教でいうお経みたいなものです。
②掃除
みんなで掃除します。
③担当場所の確認
自分の担当場所を確認します。
- お守り販売
- 社務所での事務
大体この2つのどちらかです。
高卒で就職した私は、本当に仕事ができなくていつも怒られてばかりでした。後になって分かるのは、高卒の私が早く仕事が覚えられるよう厳しくしてくれてたんだと思います。
④片付け
ここまでで、17時で大体終わりです。
仕事の流れ(土日祝日)
土日祝日は結婚式の仕事があります。
大半はそちらの対応に回ります。
私は結婚式対応が大好きでした。
舞の上達だけは早かったです。
結婚式の仕事は大まかにいうとこんな感じです。
- 新郎新婦や親族の誘導
- お茶出し
- 式の説明(三々九度の仕方や誓いの言葉の言い方の案内)
- 挙式(お酒を注いだり式の進行したり)
土日祝日はだいたい出勤してから退社まで、結婚式の準備や片付けに追われます。
シーズンになると提携ホテルの挙式にも派遣されるので、神主さんと一緒に巫女さんたちはそれぞれの式場に行きます。
年末年始は大忙し
年末年始は神社に泊まり込みです。
さらに、テレビ取材があるとバタつきます。
お祭りの準備も並行するので、年末年始なのにピリピリムードになります。
隙間時間で仮眠を取りながらでした。
これは、職業柄しょうがないですね。
アルバイトなら時間調整も可能です。
0時を回ると社員巫女は、頭飾りと千早(神楽を舞う時の装束)をまとい本殿へ入ります。
深夜2時までご祈祷が続くので、社員巫女が交代で神楽を舞い続けます。
これが巫女としての大一番です。
それが終わったら、とりあえず巫女さんたちは朝7時頃まで寝かせてもらえます。
繁忙期と閑散期の差が激しい仕事
私がいた神社は、結婚式も少なく暇な方でした。
就業時間が夕方4時までなんて時もありました。
でも、お祭りが連日続くシーズンになると、8時位までは仕事になることも多かったです。
巫女さんの給料
私は初任給で約17万円でした。
そこから厚生年金やら社会保険やらは引かれます。
ボーナスの他、「御下がり」がもらえました。
「御下がり」とは神様に御供えした物です。
お酒とかお米とお野菜とか。
毎日ではないですが、職員が順番に「御下がり」をいただけました。
私は姉と二人暮らしだったので、「御下がり」はとても助かりました。
応募条件:年齢25歳以下で未婚の女性
大体25歳位までらしいです。
そして未婚であること。
その後は袴の色が変わりまして、事務職がメインになるようです。
もちろん神楽も舞いません。
巫女さんの恋愛事情
特別なことは何もなく普通です。
恋愛禁止でもないです。
神主さんとお付き合いしてる巫女さんもいれば、神社とは無関係の人と付き合ってる人もいたりしました。
後、私はよく合コンに行ってました。
職業は巫女っていうと、男性の食いつきが違います。
やりがい
巫女さんの仕事はかなり特殊だと思います。古いしきたりなどもあって堅苦しく感じることもありましたが、トータルで見るととても楽しかったです。
私の場合は、社員として巫女をしていて「神楽を舞う」のが大好きでした。
お試しにバイトをしてみるのもいいと思います。
舞に興味があれば、週に1日〜2日間で稽古があったのですが、とても勉強になります。
年齢制限のある職業ですが、最高の体験が出来ました。
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