外資系やめとけ?癖が強い人多い・専門分野を磨きたい人にはアリだった話【体験談】

日系の企業から、外資系メーカーへ転職した体験談をうかがいました。
「年収が高めで、自由、外国人が多い。」
「成果が出せないと残れない。」
そんなイメージが強めですよね。
外資に転職して感じたことをまとめると
- 人間関係は癖が強い人が多め
- 給料などはやはり好条件だが、成果主義
- 職種の変更はないので、専門分野を極めたい人にはうってつけ
「外資系はやめといた方がいいよ」って思われる方もいるかもしれませんが、人によっては逆に向いてる人もいるんじゃないかなと感じています。
給料もいいし。
外資系企業で働いていく中で感じた、『人間関係』や『向き不向きなどに』について掘り下げていきます。
外資系への就職に興味のある方は、参考にしてみてください。
外資系メーカーへ転職した体験談
26歳の時、コテコテの日系企業で営業として働いていた私は、毎日こんなことを考えていました。
「はあ、客先対応がめんどうくさい。社内の人間関係がキツイ。年収が低い。辞めたい」
本当に典型的なやつですね。
スカウトのメールを見て面談・採用へ
3年間くらい、毎日いつ辞めようかと考えていて、営業先にいってはコンビニで携帯を見てサボっていました。
いつものように、求人サイトをみていると、一通のメールが目につきました。
『〇〇様。貴殿の経歴を拝見し、ぜひ一度職場見学に来ませんか?』といった内容でした。
すぐにでも辞めたかった私は、即レスして、見学を日程を調整しました。
翌週に会社訪問しました。
職場はきれいで、案内してくれた方(入社後に上司になる方です)も私服で、とてもフランクでした。
条件面を聞いてみると、年収も50万くらい上がって得意な英語も活かせると分かり、そのまま面談を受けることになりました。
とんとん拍子で話が進み、最終面接を受けました。
台湾人の社長がリモートで映っていて、勝手にペラペラ話し始めました。
印象的だったのが、「まあ、うちは外資で、だいたいは一生勤める人はいないから、やりたいことをやって売り上げに貢献してください。期待しています」と言われ、その場で内定をいただきました。
1か月後入社することになりました。
1カ月の研修はボーっとしているだけ、雰囲気が異様
はじめの1か月は、東京の本社で住み込みで研修を受けました。
1か月仕事もしなくて、お金をもらえるなんてラッキーと思ったのですが、
待ち受けていたものは、『完全なる放置』でした。
ずっと、ユーチューブをみて時間をつぶしていたのですが、暇そうな職員に話をかけてみました。
すると、「ぶっちゃけ、この会社入って後悔してる?」と聞かれました。
前職が忙しすぎたので、しばらくは遊んでいたかったのちょうどよかったのですが、なんだか、社内の雰囲気が異様でした。
電話が鳴ってもだれも取らないし、何となく仕事を押し付け合っている感じです。
外資系って実は、癖のある人物が多いです。
よくよく考えてみると、
- もっとお金を稼ぎたいと言ってる上昇志向な人
- 英語を話したいとか常々言ってる人や外国人
こんな方って、癖が強い人が多い印象です。
ほぼ、1か月間、心の中で「これ程、癖が強いんじゃあ…」とつぶやきながら過ごしていました。
営業所へ配属・やはり癖の強い人ばかり


そして、営業所に配属されました。
全員で5名いたのですが、想像通り全員クセもの揃いでしたね。
でも、何というか、
「みんな素直というか、自分本位ですが、正直ものばかりの集まり」
何となく居心地がいいんですよね。
もしかしたら、自分にはこっちの方があっているかなと感じました。
マイペースで仕事をできるのですが、困ったことが起こりました。
営業アシスタントの方がいるのですが、ぶっちゃけ無愛想すぎます。
何というか、声も小さいし、電話も出ないし、製品も全然覚えてないし、みたいな感じで日々ストレスが溜まっていきました。
その後、入社して半年ほど経過して、中途社員が入ってきたのですが、これがまた最強のクセ強な人物でした。
幸いなことに、私とはウマが合うというか、なんでもハキハキと言ってしまう人物だったので、とても仲が良くなりました。
ただ、その人が、日々社長や役員に対し、社内体制や会議の長さといったことにクレームをメールで送りつけていたことを知ったときは驚きました。
なんでもハキハキいっても、そこは抑えろよ。
そんなこんなで、これを書いているときは1年ほど経過しているので、慣れてきていますが、皆さん外資系企業のイメージはつかんでいただけましたか?
人間関係はきつめだが、専門分野を極めたい人はうってつけ
外資系企業の人間関係は、日系企業よりも全然キツイと感じることが多いです。
それに加えて、入れ替わりも激しい国内の企業と戦うことにもなるので、コストには非常にうるさいです。
ただ、専門分野を極めた人とか、好条件で期間限定で雇われたいって人にはうってつけです。
外資系企業は、基本的に別の職種への異動がないので、専門分野を極めた人は重宝されますし給料も高めになりやすいです。
専門分野というか、知識やノウハウが他の人よりも高いので、成果が出しやすく、周りからも求められる機会が多くなっていきます。
外資系のキャリア進み方
私自身も、今の会社はIT機器のベンダーなのですが、だいたい3年周期で人が総替わりするようで、次は大企業に引き抜かれていくようです。
そういう意味でも、自分を高めたいとか、経歴に箔をつけたいとか、短期間で偉くなって起業をしたいという方にはオススメです。
外資系企業で働くメリット・デメリット
自分本位で素直にモノをいうひとが多いため、癖が強い人が多いです。
だからこそ、分かりやすいとも言えますし、私のように向いてるかもなと感じる人も多いのではないかと思います。
・メリット
- 年収が日系企業より基本高め
- スキルを身に着けることができて、好きな仕事に集中することができる
・デメリット
- クセものが多くて人間関係がキツく感じる人が多い
- 退職金がない企業が多い
1年ほど勤めていますが、現状感じている点はこんなものですね。
ぜひ気になった方は外資系企業を覗いてみてください。