エステティシャンの仕事は大変【長く続けられるポイント】6年目の中堅社員の体験談

エステティシャン6年目の女性の中堅社員から、定着して働けるようになった体験談を伺いました。
エステティシャンとして
平凡な成績でも、定着して働けるようになったのは、自分にあった会社を見つけたことが大きいかったと。
説得力がある体験談でした。
- エステティシャンやってるけど大変で悩んでいる人
- エステティシャン未経験で、会社選びに迷っている人
どんなエステ会社で働くのが良さそうか、見極める良い材料なるかと思います。
大手エステがアタリとは限らなかった
大手エステで新卒で約2年間働いてました。
その後、中小のエステに転職して、4年ほど経ちます。
新卒で入った大手エステをやめた理由を一言でいうと
「弱肉強食の感じが強めで、長期的には無理を感じたから。」
大手のエステだからといって、安心して働ける会社という訳でもありません。
体力的にきついし、ノルマに追いかけられたり、
私には、似合わない営業スタイルな一面もあって辛かったです。
「じゃあ、中小のエステに転職して安心か?」
というと、
体力的にしんどいのは変わりません。大変だなと思うことも多いです。
でも、「ノルマとかスタイルが自分にあっているから、なんとか定着して続けられてる。」
そんな感じです。
実際、今働いているエステは中小だけど、歩合アップキャンペーンがあったりと、スタッフのやる気に繋がる経営が気に入っています。
これまでの私のエステ6年目の経験をまとめました。
私のエステティシャンの経歴まとめ
20歳から某大手エステティック企業へ入社し、22歳の時に中小に転職しました。
現在、27歳大手企業を離れ中小企業のエステサロンで勤務をしているエステティシャン7年目の中堅です。
中堅と言っても、エステティシャンは非常に離職率が高く、7年目でベテランの域に達しているケースも多くあります。
まさに私はそのパターンで、現在勤めているエステティックサロンでは歴が6年目。
中小企業なので、余計そうなのかもしれませんがすでに社内では社歴が長い方です。
1社目の大手エステ勤務(2年勤務で転職)
新卒の人からすれば、大手の方が安心感あるのは当然ですよね。
私自身、そんなイメージで入社しました。
研修手厚めなエステ会社
1社目で勤めた大手エステは、新人研修が手厚いと有名でした。
入社してすぐに、2週間程度の本社研修
それを経てサロン配属で実務経験を積むといった流れです。
・研修の前半は座学メイン
新人全員が積極的にコミニュケーションを取るように発言を促される感じでした。
会社の理念に沿った人材に育成するような、そんな意図を感じました。
・研修の後半は実技メイン
実技の練習を行い、毎日試験のようなチェックが入りました。
大手企業特有のマニュアルを頭に叩き込み、マニュアルに沿って施術をするよう教え込まれました。
マニュアル通りに施術するという面では、個人の得意不得意の差が大きくでます。
転職後は、スキルを身につけるという点では、これは良かったのかと思うこともありました。
エステティック業界は完全成果主義
バンバン施術をこなして売上を作ることが出来れば、役職が付いてきたり、お給料に上乗せされる金額がアップしていく事が多いです。
年齢や経験はほとんど考慮されません。
逆に言えば社歴があっても、施術をこなさず売上に貢献できなければ、
「あのお局ホント使えないわ。」
なんて言われてしまう事もあります。
1社目の某大手エステティック企業がまさに弱肉強食で、結果を出した者がチヤホヤされる世界でした。
入社1年目の20歳そこそこの若さで店長を任されたり、売上をサロンの必達金額のうち半分を1人で作ってしまうスーパー1年目。
そんな、早くから開花した1年目は新人研修で必死に覚えたマッサージマニュアルを頭に叩き込むなんて事は、今後一切する必要がなくなるのです。
この時点で、習得すべきは売上の作り方に切り替わっているからです。
私はそこまで目立った活躍はせず、キラキラした同期を陰から見ているばかりでした。
スーパー社員は店長から新店長になるように促されます。
新店長が生まれれば、店長が育てたと評価される仕組みでした。
でも、スーパー社員が出てくるケースはレアです。
凡人のエステティシャンが辿る道のり
入社1年目
新人研修で教わらなかった他の施術を、営業時間中か営業時間後に、先輩にお願いして覚えていくのが1番の仕事でした。
当時は、いかに早く技術を習得するかに奮闘しており、同期の中でも覚えが早い遅いで、かなり差が出ていました。
練習をして、チェックをしてもらい、合格を貰えればお客様デビューができるという流れです。
もうそれは本当に、当時は死に物狂いでした。
お世辞にも、楽とは言えないこの業界は、
離職率が高いです。
同期が1年以内でやめてしまうケースが多かったです。
理由は様々ありますが、
- 想像以上に体力的に辛い
- 職場の人間関係が上手く構築できない
- 売上に追われて心身共に疲れてしまった。
離職理由のTOP3です。
必死に施術をマスターしても、その後はノルマに追っかけられます。
職場の人間関係にも気を遣うので、疲れ切って辞めてしまうケースが多いです。
定着して働いてる人の特徴
離職率高めな体育会系な職場ですが、定着して働いてる人もいます。
定着できている人の特徴は、
- サバサバしたハッキリした性格の人
- お気楽なあっさりした人
- おっとりしたマイペースな人
どれかに当てはまっている人が多いです。
私は、お気楽なあっさりタイプの種族。
サバサバ派の人に、
悪気が無くても、グサッとメンタルに刺さる言葉をもらうこともありました。
お気楽なタイプなので、気を病むこともなく、そんなもんだとお気楽に受け取ってます。
給料の構造
給料の構造は、
- 基本給+歩合+その他手当
大体の会社はこんな感じです。
エステティック業界で圧倒的に稼げるタイプの人はやはり
営業上手
これが一番だと思います。
施術をこなした分だけ給料を貰える場合もあると思いますが、出勤日数と1日に担当できる人数なんて限度があります。
役務販売や、物販販売がある会社ならば
極端な話、担当したお客様全員に役務や物販を購入に繋げられれば
施術をこなしてコツコツ歩合を稼ぐよりも効率が良いのです。
2社目の中小エステ
現在勤めている会社は、中小だからかスタッフの意見が大手企業よりも反映されやすいと感じています。
給料は
- 基本給+歩合+手当
と大手と変わりません。
でも、
- スタッフ向けのキャンペーンとして歩合を1ヶ月だけ引き上げたり
- 指定の物販をノルマ以上販売できたら歩合が出たり
変化を持たせる事で、スタッフのモチベーションを保ちやすいように感じます。
大手も中小も経験した私としては、長く在籍する事を考えて今の職場がベストだと感じています。
エステティシャンの晩期
最近は、エステティック関連の資格が増えていたり、きちんと解剖生理を理解して、施術ができる人は貴重です。
一旦現場を離れても、1度身につけた技術や知識はある程度の訓練で取り戻せます。
- 産後、独立して自宅サロンを開く方がいたり
- 大手企業を離れて中小企業に再就職して活躍している方もたくさんいたり
実際、現在勤めている企業では経験者でブランクがある方の応募が多く経験者を優遇する企業が多いです。
このような点で、ブランクがあっても復帰しやすい職種良ではないかと思います。
ただ、元気で体力がなければ続けにくい仕事でもあるので、ある程度の年齢制限を設けている企業が多いです。
エステティシャンは会社選びが重要
エステティシャンはキラキラというよりも、体力勝負だなと。
6年目で思うことは、やはりこれです。
一人前になって営業上手になれば、もう少し楽に仕事できるようになることもあります。
後は、会社の雰囲気というかスタイルが合うか合わないかが定着するかどうかの鍵といっても良いかと思います。
エステティシャン自身のお客様とのお付き合いの仕方
これが会社の方針があっていないと、辛い思いをすることもあります。
エステティシャン志望は大手・中小どちらがオススメか?
新卒にとっては、大手が研修豊富でオススメかというと人によると思います。
売上至上主義だと、モチベーションのコントロールが難しいこともありますからね…
ポジショントークで営業もバリバリしたいなら、ありかもしれません。
会社の毛色を見て決めた方が無難だと思います。
現役エステティシャンでお悩みの人
会社の方針や人との関係で、悩んでいるエステティシャンは結構いると思います。
体力的にしんどい仕事なので、思い悩むとどんどん追いやられます。
自分自身を会社に合わせていくことは、どこに行ってもついてまわります。
でも無理をしすぎず、
スパッと転職してみるのも一つの手段です。
離職率が高いのには、それなりに原因がありますが、業界自体をネガティブに見過ぎず前向きになった方が幸せかもしれません。
他のエステ仕事体験談
中小でも気を付けた方がいい事例もありました。
合わせて読むと良いかもしれません。