【評判】大学生がコールセンターで4年間バイトした話【慣れが必要】



大学生でテレアポの仕事って、やめといた方がいいのかな?時給も良いし、慣れれば効率的に稼げそう…
テレアポは、高時給だけど辞めちゃう人も多い印象ですよね。
これは、大学生で4年間コールセンターのバイトをした体験談です。
バイトさんは、学生もいますが主婦やフリーターの方が多かったです。
「大人でコミュ力があって、割り切って仕事ができる人」が継続して働いていた感じでした。
そういう意味では、向き不向きが強い仕事と言えるかもしれません。
サポートセンター1年、テレアポ3年の経験をもとに、コールセンターバイトの体験談お伝えします。
コールセンターの仕事とは
仕事内容:受電と架電
コールセンターの仕事は、受電と架電の2種類に分かれます。
私は受電を1年、架電を3年近く経験しました。
その中で感じた事を書いていきます。
受電の電話業務
受電とは、いわゆるサポートセンターです。
商品やサービスに対する質問などが電話でよせられます。
これにはマニュアルがあり、アドバイザーもいます。
電話してくる位なので、急いでいることが多く迅速な対応を求められます。
対応が少し遅れるだけで、怒り出す人もいます。
始めのうちにしっかり勉強しておかないと、かなり痛い目にあいます。
電話がかかってきて、「あーその内容ね!」と理解しておかないと、毎回調べることになり、相手を怒らせてしまうからです。
勉強が必要になるのは間違いありません。
いつまで経っても、良くある質問にすら答えられないと、受電業務からは外されます。
やるなら、真面目にやりましょう。
架電の電話業務
架電は、売りたい商材があり無作為に電話をかけていくものです。
いわゆるテレホンアポインターという仕事です。
営業担当がお客様に会うためのアポイントを取り付けるまでの仕事です。
架電する相手ですが、「電話番号のリスト」というものがあります。
これは、業者が買い取ったリストもあれば、電話帳にそのままかけまくる、というアナログな方法もあります。
商材によっては、給料が高い人が対象となるものも多いため、専用の電話番号リストが用意されていることが多かったです。
コールセンターの仕事に興味がある人へ
電話での仕事は、ストレスが強いため敬遠されやすい仕事ではあります。
でも、慣れてしまえば稼ぎやすい仕事でもあります。
人に断られる、嫌な対応をさせられるのは、電話越しなので直接的に傷付けられることはありません。
ましてや、ガチャ切りされる経験はなかなか経験できないと思いますので、乗り越えるとかなりの心の強さが身につきます。
私がこの仕事を選んだ理由
選んだ理由は明確で、ズバリ「時給が高いから」です。
学生の時にやっていたもので、都内ではなく関東の外れの地方ですら時給は1300円。
周りの学生がするバイトは居酒屋の深夜勤務で1000円くらいです。
塾講師で1500円位でしたが、事前知識も経験もなくて受け入れてくれてこの値段は破格でした。
面接の時には、「この仕事大変だから辞める人多いし、学生には難しいかもよ」と言われました。
でも、「やります!」と勢いで乗り切りました。
社会人になってからも経験しましたが、受電の給料は学生と同じくらいです。
しかし、架電の方は手取りで20万台後半は稼げました。
成約のインセンティブ等があった会社では、良い時で30万円を超えることもありました。
学生時代は座りっぱなしが慣れない
体力が有り余っていた学生時代にコールセンターをするのは、正直きつかったです。
動きたいのに動けない。
1日7時間くらい座りっぱなしで、誰かもわからない相手に電話をかけ続け、時にはガチャ切りをされる。
これをひたすら繰り返します。
トイレが唯一の休息でした。
コールセンター内の人間関係について
人間関係は、受電と架電で全く違います。
受電は、受動的な人・主婦の方が圧倒的に多いです。
架電は、とにかく稼ぎたいフリーターさんが多いように思います。
架電の中でも、不動産のアポ取りは胃が痛い思いをたくさんしました。
責任者の性格がキツめの人ばかりだったからです。
会社の中に宅建資格を持っている人を雇えば営業ができるようでした。
イケイケの若い感じの社長が大きなお金を稼ぐために、良くも悪くも張り切っていました。
細かくは言えないレベルです。
そして、責任者がいない時にもカメラをつけられ、ノルマを意識させられました。
1日の架電件数、月間の成約件数がある程度決められている所だと、やる気のある人にとっては良い職場になります。
上手く行かない人にとっては、仕事に行くことが嫌になる理由になると思います。
数撃ちゃ当たる理論
私がコールセンターの仕事で最も学んだことは、数をこなすことの大切さです。
仕事なので、慣れてくると誰一喜一憂ある程度の専門性を持った話は出来るようになります。
ただ、一回一回の電話で一喜一憂していると、多くの数をこなすことは出来ません。
ある程度の母数に電話をかけると、話を聞いてくれる人にあたります。
経験上、数撃ちゃ当たる理論は間違いありません。
ある一定数をかけたから、同じ確率で良い人、話を聞いてくれる人に出会えたというだけのことなのだと思います。
このことはコールセンターだけに留まらず、全ての人間関係においても言えることだと私は思います。
ある程度の人に会えば、良い人にも嫌な人にも出会う確率は出てきます。
ただどこかに分かってくれる人、良い人はいるという事がわかっているとどんな事も頑張れそうな気がしてくるのは、コールセンターの仕事を俯瞰して気づいた事です。