コンビニのバイトの見極める方法【面接・働き始めで分かる】



バイト始めたいけど、近くコンビニはどうなんだろう?賃金の割に大変ってよく聞きます。せめて、ハズレな店舗か見極められると楽なんだけど…
多少の人手不足はしょうがないけど、スタッフと協力し合って、気持ち良く仕事ができるお店に当たりたいですよね。
今回は、学生時代にコンビニで3年働いた体験談を聞きました。
この記事で下記が分かります。
- 人手不足すぎるハズレなコンビニを早めに回避できます。
- コンビニバイトの仕事内容も大まかに分かるので、働き始めには役に立ちます。
3年間働いて分かったことをまとめていますので、それなりに信用できる情報かと思います。
ハズレなコンビニを回避するポイント


面接のポイント2つ
結論からいくと、
- 面接時に、相手から一緒に仕事をしたいと感じたか? →感じなければ辞めとくべき
- 面接の時の質問で、人手不足に対する取り組みを聞いてみる。→無責任なワードが出たら辞めとくべき
この2つです。
応募したお店も招きやすいタイミングもあれば、そうでない時もあります。
求めている人の傾向もその時々で違います。
できるだけ、ファーストインプレッションがお互いに良いに越したことはありません。
ダメなら次のバイト探すまでです。
働き始めてからのポイント2つ
面接が受かったら、とりあえず働き始めてみるのもありです。
見極めポイントの1つ目は教育面
教育が行き届いてなければ、相談できる人を作ると良いです。
教育がダメな現場は、これが出来ないとときついです。この時点で諦めるのも一つの手です。
もう1つの見極めポイントは、オーナー陣のアルバイトに対する見方です。
道具や駒としてみているか、人として尊重しているかは現場がトラブった時に分かります。
日常だとシフトの急な穴埋めですね。
ここら辺が良くないコンビニは、バイトがよく辞めるので、近い内にシフトの穴埋め係になります。
良くない例だと、田舎から出てきたばかりの人に何事も経験だと説得して、何度も穴埋めをさせて長時間労働させていた話もありました。
このパターンは完全に罠ですね。
短期的に稼ぎたいだけなら悪くないですが、長期的には無理があります。
ここまで来て、ある程度のストレスは合っても耐えられるようなら続けても良いかもしれません。
続いて、コンビニバイトを始める前に覚えとくべき基礎的な情報です。
覚えておくと、仕事の立ち上がりが早いですし、余計な質問しなくていいので煙たがれることも少なくなります。
コンビニバイトの基礎情報
コンビニの経営者
コンビニといっても、その店を経営している人によって店のルールや雰囲気は異なります。
コンビニの経営は、
- 直営:そのコンビニの会社自体が行っている
- フランチャイズ:他の法人や個人が経営者となっている
この2つが存在します。
それぞれ特徴があります。
- 直営:駅構内や施設内に入っているコンビニは企業のお店であるケースが多い
- フランチャイズ:街中にあるコンビニは大半が個人経営で、オーナーが旦那さん、店長は奥さんのケースが多い
直営とフランチャイズのメリット・デメリット
直営ならアルバイトでも、マニュアルに沿った教育が受けられます。
それと、会社の社員が店にいるため何かトラブルがあったときに迅速に対応してもらえる安心感もあります。
直営ならではのデメリットとしては、季節物の販促活動も教育に組み込まれていて、仕事が増える事があります。
個人店は、それほど厳しいルールや慣習がないことが多いです。
しかし、特に家族経営のような個人で経営している店舗の場合、アットホーム感が強まりすぎて働きづらい印象を持ってしまうことがあります。
また、経営ノウハウの少ない経営者だとトラブルがあった時に対応してもらえなかったり、自分で責任を持つように言われることもあります。
全ての店舗に当てはまるとは言えませんが、同じコンビニでも働きやすさは様々なので、面接前に店内を観察してみたり、面接時でも色々質問してみるといいでしょう。
シフトの決まり方
一日のシフトはおおよそ4つに分かれます。
- 朝6時〜9時
- 日中9時〜17時(13時区切りもある)
- 夜17時〜22時
- 深夜22時〜翌6時
どのシフトに入るかは、固定か変動で選べます。
固定シフト
固定シフトは、働く曜日や時間帯を決めるとずっとその曜日と時間帯でシフトが回ってきます。
安定した収入を得られる反面、急用が出来てしまった時は、自ら代わりを探さないといけないという点です。
どうしても難しい場合は、オーナー陣へ相談となります。
学生さんは、学校の都合に合わせて休むということが簡単ではありません。
変動シフト
店側が入りたい曜日や時間帯を募集して、その都度シフトが組まれていくというものです。
短くて一週間、長くて一ヶ月分のシフトを集めます。
これだと、自分の都合に合わせて希望を出すことが出来るので、休みたい時は休むことが出来ます。
学生ならこちらの方が働きやすいです。
ただ、希望シフトが全部通る訳ではないので、働き方にムラが出ます。
給料はどうか?
コンビニの時給は正直に言って「安い」です。
とはいえ、早朝や深夜帯はあまり働き手が集まらないこともあって、日勤や夕勤に比べたら少し高めには設定されています。
また、売上の高い都会や駅構内、施設内の店舗は他のコンビニに比べて高く設定されている所もあります。
コンビニバイトの業務
コンビニバイトをこなすコツは、与えられた業務をテキパキこなすことと、その日の分担を理解して協力し合うことです。
この後に、業務について詳しく述べますが一気に覚えられる量ではありません。
ざっと読んで、徐々に肉付けしながら覚えると体系的に楽に覚えられます。
レジ業務
最初に覚える仕事は、レジ業務です。
レジ業務では、
①お客さんが持ってきた商品のバーコードをスキャンする
②お金を受け取る
③袋詰めする
といった流れが基本です。
これに付随して、
・注文された揚げ物や中華まんを取る
・弁当を電子レンジで温める
・指定されたタバコを探す
・公共料金支払の処理
・チケットやバーコードなどのインターネット決済の処理
・宅配便の発送、受け取り処理
覚える事が多くて、全然簡単ではありません。
もたもたしていると、お客さんに怒られます。
そして、お客さんが並びだしたらパニックになります。
体得するまでは、しっかり勉強しないとついていけません。
これは覚悟をしないといけないということを伝えておきたいです。
納品・品出し
商品の入荷タイミング
- 弁当・おにぎり・パン:1日に3回
- ジュース・お菓子・雑貨:2〜3日に1回
大体こんな感じです。
他商品の入荷は深夜帯が多いです。
業者が持ってきた商品のバーコードをスキャナーで読み込んで、納品数を確認して店頭に並べるのがバイトの仕事です。
お客さんがいる中で、レジの様子を見ながらこなすのでテキパキやらないと終わりません。
コンビニで行っている「おにぎり100円セール」などのイベントの時は、入荷数も多いので大変です。
また、カップ麺やお菓子などの商品が不足している場合、バックヤードという倉庫から商品の在庫を探して補充するということもします。
仕込み
揚げ物や中華まん、寒い時期のおでんを仕込みます。
・揚げ物
レジ奥にフライヤー室があって、油の中に揚げ物を入れてボタンを押せば自動で揚げてくれます。
・中華まん
袋から取り出し、蒸し器に入れてそのまま30分ほどで出来ます。
・おでん
温まった鍋に出汁や具材を入れて煮込むだけで完成です。
一見簡単そうですが、
在庫を残さず、売り切れにならない
さじ加減が難しいです。
売れると思ってたくさん仕込むと残って廃棄になります。
売れないと思って控えめに仕込むと売り切れになって機会ロスが生じてしまいます。
店舗によってはこれぐらいの量を仕込むように言われることもありますが、バイトの裁量に任せることもあります。
発注
商品の発注に関しては、店舗によって経営者や店長がやる場合や、バイトがやる場合、またはその両方のパターンがあります。
店を左右する重要なことなので、入りたてのバイトにやらせるということはまずありません。
発注をやる機会がないことがほとんどだと思いますが、もしやることになった場合はどうすればいいでしょうか?
どのコンビニでもどの日にどれだけ売れたかというデータを見ることが出来るので、それに沿って発注を行えば基本的には大丈夫です。
適当にやると勿論怒られますが、すぐに慣れる仕事であり、売り場を作るということにも繋がるのでスキルアップにもなります。
〇〇円クジ
コンビニで、ある一定額を購入するとクジを引くことが出来ることがありますよね?
当たりで出た景品を店舗によっては売り場に取りに行ったり、事前に用意していたところから持ってきたりする店員さんを見かけたことがあると思います。
当たりの景品を都度売り場から探してくる方法もありますが、レジをしながらなので大変です。
私が働いていたときは、事前に在庫から当たりの数だけよけておいて、レジの後ろに準備しておくということをしていました。
これはシフト内で出来ないことが多かったので、シフト外の時間にヘルプという形で手伝っていました。
もちろん、時給はもらっていましたよ。
まとめ
コンビニはその店の経営者によって店の雰囲気や労働環境が色濃く表れます。
時給の安さに反して、レジ業務をベースに納品や品出し、フードの仕込み等やることが多い仕事です。
スタッフ同士が協力しあって、その日のシフトの分担しながら
慣れてきたら発注業務といった責任感が求められる仕事をすることがあります。
お客さんの対応にスピードが求められる分、色々なことを経験できる場でもあるのです。
おわりに
さて、皆さんが思っていたコンビニでのバイトのイメージと何か違いはありましたか?
仕事の量に比べて時給は低いのが現状です。
そのため、最近のコンビニは日本人よりも外国人の店員さんがたくさんいますよね。
つまり、コンビニでのバイトは敬遠されつつあるのです。
しかし、もらえるお金以上に経験になることは多く、得られたことは別の働き先でも活かされています。
コンビニでバイトをしたいと思った方に少しでも参考になれば幸いです。