アパレル販売の仕事がきついと感じるポイント4つ【自腹・時間・肉体労働・ノルマ】

洋服が好きな人は、好きなショップで店員さんやれたら良いなと思う人多いですよね
でも、服や身なりにお金もかかって、プライベートな時間も少なく、ノルマまである。
こんな話はよく聞きます。
これは、若手女性が正社員で4年間アパレル販売した体験談です。
店も人もキレイにしとかないなので、キツさに特徴があります。
- お金:自社の洋服や身なりは自腹
- 時間:不規則
- 肉体労働:品出し・ヒール着用など肉体的な疲労
- ノルマ:会社による
アパレル販売の仕事に興味ある人は、読んでおくと心配も軽減できるはずです。
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アパレルの仕事やってみて分かるキツさとは
洋服が好き・お洒落が楽しめるという気持ちでアパレルの会社に入りました。
正社員のアパレル販売です。
働き先の基本情報はこんな感じです。
働いて4年過ぎました。
- 商品:20代〜40代女性が通勤やデートに使える服がメイン
- 店舗:百貨店のみ
- 構成:原則社員のみ・バイトなし・派遣さん少々
慣れたと言っても給料も低いのでなんともですが、アパレルの楽しさは感じながら仕事してます。
変則的な労働時間
・早番・中番・遅番
大体3つのシフトに分かれてます。
忙しい店舗だと、変則的だったりします。
・原則土日出勤
サービス業なので当たり前ですが、土日祝日、お盆、お正月は原則出勤です。
ここでシフト削られると、必要されていないのかと逆にヒヤヒヤします。
既婚者や子持ちには理解のある職場だったので、土日休みできています。
私は土日休み希望でしたが、
平日休みはどこも空いていて、すぐに平日でよかったと思うようになりました。
・休憩は1日2回
本社勤務の社員は、昼休み1時間です。
販売の社員は、昼休み1時間と夕方30分休憩がありました。
立ち仕事には、夕方休憩はありがたいです。
ヒールだと、足痛くてしょうがないんです。
下っ端は肉体労働が多い
この会社は完全なる女縦社会で、店長から順に店頭に立てる時間が長くなるようになってます。
新入社員は午前3時間は、バックヤード作業です。
キツいポイント①:このバックヤード作業は力仕事です。
納品の仕分け、ストック整理、返品作業です。
衣類って意外と重いんです。
ダンボールも扱います。
解体したり組み立てたりの毎日で、ジェルネイルがボロボロになるのを防ぐのに必死でした。
ネイルが剥げると、注意されます。
キツいポイント②:ネイルなどの身なりにかかるお金も自腹
時間管理にも厳しく、制限時間内に終わらすのに必死で汗だくで仕事していました。
大変でしたが、どの会社にも下積みはありますよね。
これは頑張るしかありません。
売上ノルマは会社による
ノルマはありませんでした。
個人の売上目標は設定されていましたが、未達成でも給料は下がらないです。
商品の自腹購入する必要ないです。
これが、この会社を選んでよかったと思える所でもありました。
キツいポイント③:ノルマは会社によって随分違うので注意
面接の時に必ず聞いた方が良いです。
ノルマがないと言っていても、実際はある企業とあります。
ノルマがないことを売りにしている会社だとアタリかもしれません。
店舗状況で生活も変わる
店舗によって生活スタイルは随分変わります。
- 配属先の立地
- 営業時間
- 年末年始の営業日
- 定休日の有無
- 店長の人柄
仕事の時間帯や残業の有無が大きく変わってきます。
特に店長の影響は大きいです。
私は2店舗経験しました。
・1店舗目は定時アップ
百貨店自体が残業に厳しく残業はなかったです。
早番の日は、9時〜18時とOLさんみたいに帰れました。
・2店舗目は夜遅くまで
お店の方針で、早番で入ると遅番と最後まで一緒に仕事をする「通しシフト」でした。
キツいポイント④:店舗に合わせて勤務時間も不規則
夜遅いのが当たり前の店舗だと、辛いです。
太りやすくなるので、体調管理も気を使わないといけません。
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4年働いて感じたことまとめ
上記で感じたキツさはありますが、4年働いてみてアパレル販売は結局どうなの?って辺りをまとめてみました。
身なりをキープする大変さ
常に綺麗でいれることに魅力を感じていたので楽しい反面、綺麗にしていないといけないというのも大変でした。
季節やその時のブランドテーマに合わせて髪色、髪型、ネイルを替えるよう言われました。
アパレルは基本季節先取りなので、替え時が早くて大変です。
またネイルも1本でも取れていたら怒られたので金銭的にも大変でした。
そしてなにより一番辛かったのがヒールです。
5センチ以上のヒールを履くことが決まりで、それが本当に辛かったです。
一日中ヒールで立ってると、慣れるまでは夕方頃から足が痛くて泣きそうになります。
新しいヒールに買い換えた時は、何年この仕事をしていても、泣きそうなくらい痛いです。
夏にサンダルがお店で履ける時が、みんなすごく嬉しい時期です。
半額で買える
お店の新作が50%オフで社販できます。
服好き、さらにそのブランドが好きならこんな嬉しいことないですよね。
私自信、トレンドの新作の服を着て仕事が毎日できることが嬉しかったです。
ただお給料は減ります。
必要最低限の買い物にとどめても、手取り給料は安いです。
お客様の笑顔は嬉しい
お客様の笑顔が嬉しい。
よくあるセリフですが、これは本当でした。
お客様を接客して喜んでもらえた時、再来店してくれた時はやりがいを感じることができました。
自信にも繋がります。
接客業なので、お客様からクレームをいただくことも沢山ありましたが、それもまたありがたいことでした。
いい意味で体育会系
女のドロドロした職場というイメージもありましたが、全く違いました。
チームワークがよく、上司は部下を愛情もって教育し、部下は上司を敬うというスタンスが染みついている会社でした。
飲み会も多くて、飲み会は仕事です。
出席した分だけ可愛がられるという昔ながらの感じでした。
私自身は飲み会も上司と飲めるの楽しんでいたので、声をかけられたら喜んで行ってました。
しかし、このご時世だとこれを喜んで行く人は少ないんですかね。
チャラチャラ遊ぶ暇なんてない
アパレルってと遊んでるイメージがあるとよく言われます。
しかし特別そんなことありません。
そんな時間ありません。。
不規則な勤務形態で、肉体労働もありなので仕事終わりの時間を外で楽しめません。
私の会社は仕事半分くらいの飲み会が多かったので、プライベートの時間も削られました。
女社会なので、出会いもありません。
長く付き合っている彼と結婚という方が多かったです。
仕事のために、キレイに見せているだけという印象でした。
長く続けられる人とは
アパレルの販売員は、華やかな一面もあります。
毎日キレイな格好をして、好きな服に携わって仕事ができる素敵な仕事です。
でも、地味な力仕事が沢山あります。
時間も不規則ですし、お給料も安いです。
そんな中で長く楽しく続けられるとするなら、
- 何パターンもコーディネートが浮かぶ服が大好きな人
- 接客の中に喜びを見つけられる人
- 嫌なことを上手く消化し、ストレスを溜めない人
こういう人が販売員を長く続けられる人だと思います。
一生懸命やれば奥が深くて、楽しい仕事です。
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