撮影アシスタントのバイトの評判【カメラとか興味がある人向け】

カメラマンとかデザイナーに興味がある人は、撮影の仕事とか経験してみたくなるものですよね。
これは、カタログ掲載の撮影アシスタントのバイト体験談です。
「カメラマンさんやデザイナーさんと知り合いになれる」
「撮影といえど現場の安全を管理するのが大切な現場」
撮影に興味がある人にとっては有意義なバイトでした。
そんな体験談をお伝えします。
撮影アシスタント体験談
撮影アシスタントのバイトをしようと思ったのは、24歳の時です。
それまでいくつか仕事をしてみたのですが、すぐに飽きてしまい、仕事を転々としている日々に嫌気がさしていました。
そんな時、ウェブでこの求人を見つけたのです。
美術系のセンスやカメラの経験は全くありませんでしたが、3か月の短期間で時給も950円と高かったので、面白そうだと思って応募しました。
はじめに感じたこと
初日はどのような仕事でもそうですが、「作業に慣れること」と「人と仲良くなること」が大切ですよね。
経験が無い私をみんなが快く迎えてくれたので、これなら安心して働けると思いました。
私がついていたカメラマンさんはプロの方でした。
初めは言われたことが分からず、挙動不審でびくびくしていました。かなり緊張していたので、今でもよく覚えています。
そんな私にとても親切に指導してくれました。
デザイナーさんは気さくな方で、仕事以外でも遊びに行くほど仲が良かったです。
カメラマンさんは、具体的に何をすればいいのか、かみ砕いて丁寧に教えてくれました。仕事柄指示の出し方が抽象的なので、慣れが必要です。
私と同じバイトの方は他に3人いました。
1人は男性で、私と同じタイミングで入った方です。他の2人は女性で、何度もここでのバイトを経験されている方でした。
この仕事は毎年冬の3か月間あって、その期間だけバイトを募集します。
経験者は優遇されますが、未経験の方が1人か2人ほど必ず入ってくるルーティーンで人を回しているようでした。
撮影アシスタントの仕事内容
具体的な仕事の内容は、カタログに載せる商品をきれいに写せるよう工夫したり、探したり、運んだりすることです。
商品撮影の工夫
カタログに載せる商品は、こんな工夫をします。
- 布はアイロンをかける
- 家具はきれいな布でほこりや汚れを落とす
- おもちゃは組み立てる
- かばんは中に物を詰める
始めた頃は、商品を見ただけでは何をすればいいのか分かりませんでしたが、慣れてくると自分で判断できるようになります。
カタログに載せる商品の写り方や、写真の撮り方まで丁寧に教えてもらえるので、暫くすると自分からアイディアを出せるようにもなりました。
何度もこの仕事をされている方は、自分で考えて作業に入りますが、必ずカメラマンさんかデザイナーさんに確認をします。
撮影に入る前に必ず会話することになるため、私も他の方に気軽に質問することができました。
商品を探す・運ぶ
商品を探す・運ぶの作業は大きく3つあります。
- 商品を倉庫から探して、撮影する場所に運ぶ
- 商品の発送準備
- 展示会のための会場を作る
冬でしたので、とても寒く建物の間の移動は大変でした。
私が入った時は、撮影引っ越しの作業もしていたので、そのお手伝いもやりました。
作業に入る前に必ず、正社員の方が内容と注意点を教えてくれるので、作業のことで悩むことはありません。
色々な種類の作業をやらせてもらえるので、短期バイトとはいえやりがいがあります。
メリット
メリットは、やはり撮影についてのことが大きいです。
- 写真撮影の知識が付く
- 世の中に出ている商品の写真がどのようにして撮られたものか知ることができる
- プロのカメラマンさんやデザイナーさんと知り合いになれる
旅行に行った時やオークションに品物を出す時など、写真がきれいに撮れなくて悩んだ経験はありませんか?
実際に自分の目で見たプロのカメラマンさんの写真の撮り方や知識は、かなり役に立ちます。
以前より写真が好きになりましたし、きれいに写真を写せるようになりました。
普段の日常の中で、プロのカメラマンさんとデザイナーさんに出会うことは無いので、仕事の内容やこの仕事を選んだきっかけなどの話を聞けたのは、今でも大きな財産です。
世の中にはこんな仕事もあるのだと、人生の選択肢が広がった気がしました。
こんな人におすすめ
- 写真が好き
- 黙々作業が得意
写真が好きな方には、とても勉強になる仕事ではないでしょうか。
プロのカメラマンさんの仕事を3か月も間近に見ることができるのは、貴重な体験です。
商品をきれいに写すためには色々な工夫をしないといけないのですが、基本的には一人で仕上げるので、黙々作業が得意な方には、うってつけの仕事だと思います。
特に、衣類関係や布製品はアイロンできれいにしなければいけないので、手先が器用な方や女性におすすめの仕事でもあるでしょう。
まとめ
今のバイトに満足していない方やもっとおもしろいバイトを探している方には、楽しく取り組める仕事ではないでしょうか。
芸術系の仕事とは無縁でしたが、多くのことを学び、自分とは違うジャンルの方と仲良くなれたので、とても収穫が多かった3か月間でした。
大変なことももちろんありましたし、落ち込むこともありましたが、人間関係がとてもよかったので、会社に行くのが毎日楽しかったです。
自分に合う仕事を探すのはとても難しいことですが、意外と苦手だと思っていることや自分の知らない領域にあるかもしれません。
やったことが無いことも挑戦してみるのが大事ということが、実感できるような仕事でした。